御園古城(古城)

御園古城(古城)([殿島城  周辺城郭])

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御園古城(古城)の口コミ情報

2025年01月29日 内記かずりヾ(・ε・。)


御園古城(古城)は殿島城の北方約4.9km、天竜川西岸(右岸)、その氾濫原に近い河岸段丘台地東縁部上平場に立地する居館城の類いです。東麓の舗装道路からの比高は10m位でしょか。城域の西辺を掠める様にして戦国時代の三州吉田道、近世の伊那街道が南北に通る。元亀三年(西暦1573年)、西上する武田勢の内、東三河を目指す、秋山虎繁、山県昌景が引率する人数が進んだのはこの道だった筈だ。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。車の捨て場所は己れの持つ器量で何とかしよう。

該地の現住所は伊那市山寺ではあるが、中世には伊那郡御薗に属していたらしく、「南御薗」、「御薗之郷南」等と呼ばれていたらしい。天正七年(西暦1579年)二月六日、上諏訪大宮同前宮造宮帳には、「一 瑞籬三間 御薗北南之郷 正物壱貫六百廿文 代官 新井与三兵衛 此外仁百文 小祝分 御薗南之郷 正物壱貫三百七十五文 代官 福澤神三郎 此外百五十文 小祝分 都合三貫文」とあり、御薗の南北両郷は瑞籬三間分、都合三貫文を負担している。又、誰の知行地であったのかは知る由もないが、武田氏時代には代官支配が行われていた事が判る。

築城年代、築城者は不明です。天文年間(西暦1532年〜1555年)に春日(伊那部)氏の被官、林式部が、その後は御子柴六左衛門茂久が居城したと伝わる。「長野県町村誌」には、「古城址」として、「御園耕地の南端、字古城と唱ふる地にあり。地形南北に長く東西に短し。外郭牙城等の形尚存す。天文の頃伊那部殿、旗本林式部居住し、其後御子柴六左衛門代々居住し、天文の頃その名を顕す。慶長五庚子年(西暦1600年)飯田の城主、京極修理大夫(高知)に随ひ、関ヶ原に出陣、元和元年(西暦1615年)五月、保科肥後守(正之)に属し、大坂平野口に於て武功を顕す。伊那温知集、伊那武鑑根元記等に見ゆ。」とある。

明治時代の初頭、御園村を支村として北接していた村に神子柴があった。御子柴氏とはこの在名を取った在地土豪の一氏だろう。現在の伊那市山寺に建つ曹洞宗の寺院、護法山常圓寺は、天正九年(西暦1581年)、御子柴六左衛門茂久の尽力によって現在地に移転、再興を果たし、同名は同寺の中興開基となっている。武田氏時代には伊那郡惣代官頭の役目にあったとも云われ、少なくとも一寺を再興出来るだけの権勢を持った有力者であった事に間違いは無いだろう。

城域の東辺は段丘崖に面し、南北に2郭ないし3郭で構成される連郭式の縄張、城域は宅地造成等によって改変され、現在もそれは進行中である。南端の郭には林家の墓地、北端の物見の場とも思しき小高い郭には稲荷様が祀られている。全体的に見ればある程度の纏まりは今も残っており、かつてこの場所が城館であった事は誰でも十分に感じ取る事が出来る。城郭遺構としては堀形様の窪みが東側斜面に確認出来る程度だが、現況は「長野県町村誌」に添付された絵図とも大して変わりが無いのも事実(稲荷社に移動が見られるぐらいだと思う。)、短い時間だったけどおいらは楽しめた。

該地の南南西約1.0kmの天竜川河畔には「天竜川舟付場跡」が位置している。律令制下における原初の東山道、後の杖突峠道は、諏訪湖東南部の茅野から山塊山中の谷筋を選んで伊那郡に入り、高遠の城下で遠江国相良に至る遠信古道(近世の秋葉道である。)と別れて西行し天竜川を渡り、前述の三河国吉田に至る三州吉田道と道筋を重ね合わせる。アプリの登録城、高遠城の立地とは、広く見れは甲斐と遠江、三河とを結ぶ伊那郡における結節点に当たる訳だ。高遠の地に新たに拠点城を築いた御館様の占地眼たるや流石と言うべき。諏訪四郎勝頼が城主となった永禄四年(西暦1561年)以降、常に親族衆が配されたのもそれが故だろう。単なる桜の名所で終わらせないでくれよな。

※曹洞宗の寺院、護法山常圓寺〜チラ見したけど結構な名刹だ。

※山塊山中の谷筋を選んで〜日本列島を南北に縦断するフォッサマグナ、糸井川・静岡構造線の一部、中央構造線に沿う形で道筋が付いている。構造線と古道の関係は、律令制下における「東山道支道」、謂わゆる「木曽古道(岐蘇山道、もしくは吉蘇路)」でも見られる。

※西行して天竜川を渡り〜中世には「まえふち」と呼ばれる場所だったと推測されているが、地名も残っておらずその位置にあっては不明である。

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