相図峯狼煙台(相図峯・天ヶ峯)

相図峯狼煙台(相図峯・天ヶ峯)([福島城  周辺城郭])

福島城 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「相図峯狼煙台(相図峯・天ヶ峯)」の地図・口コミがご覧頂けます。

「ニッポン城めぐり」アプリでは、スタンプラリースポットとなっている3,000城それぞれの地図に、周辺城郭や史跡など、様々な関連スポットを自由に追加できます。

相図峯狼煙台(相図峯・天ヶ峯)の口コミ情報

2023年11月12日 内記かずりヾ(・ε・。)


相図峯狼煙台(相図峯・天ヶ峯)は福島城の北東約1.8km、木曽川西岸(右岸)、黒川北岸(左岸)、標高1198mの天ヶ峯山頂部に立地する狼煙台です。南麓の黒川渡ダムからの比高は425m位でしょか。木曽郡福島町では最も目立つ山陵の一つだ。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。登城は南麓の県営住宅黒川渡団地の最上段からで、急な斜面を直登して山頂からの南東尾根に取り付く。人が入るお山ではあるので尾根筋には山頂部手前までのしっかりとした道が付いている(想像していたよりもなだらかである。)。ちなみに車の捨て場所に困るので高度を稼げない。徒歩で登る比高は405m位になる筈だ。

築城年代は不明、築城者は木曽氏です。木曽氏の狼煙台ネットワークの一つ、黒川の谷筋、西方域の連絡を担う狼煙台だと推測される。木曽氏の要害、福島城とは南北に黒川を挟んで相対する。比高425mは相当な高所だが、木曽川の谷筋から黒川の谷筋を西行すれば山塊自体が徐々に高度を上げるので致し方ないんだろう。狼煙が見えなきゃ困る訳だ。

登城てよりは低登山(写真撮りながらで約70分…)っす。辛いてよりは山登りが大嫌いなんでモチベーションを維持する方が大変、登山トランス状態に自分を追い込もうとするんだけど、尾根下から常に聞こえてくる爆竹?の炸裂音(こり何なんすかねぇ、人が実際に鳴らしてるとも思えないんすけど…)が邪魔をする。

更に言えば、前衛山塊とはいえ初秋の時期に木曽谷のお山を奥へ奥へと進んで行く事は精神的にも嫌なものだ。一見すれば熊さんの餌となる物が少ないお山ではあるんだけど…ねぇ…鳥の羽ばたきにすらビビる大木…目の前で枯木の枝が落下した時なんかハートビートがBPM240位に爆上がり、そのまま脈有りVTに突入するんじゃないかと思ったわ…

苦労して辿り着いた狼煙台の現況は…殆ど地山、てか地山だよ。縄張的には南北に細長い山尾根の山頂部をフル活用したって感じ…山頂の狭小な平場にはびっくりする事に小祠が鎮座、これを参拝する人はもういないだろう。狼煙台ではあるんだけど展望は木々に遮られて殆ど無い。又、山頂部の狼煙は流され易いので少々立地に疑問も抱く、信濃のお城の神は南東尾根中段の平場にその答えを求めている。

狼煙台ネットワークといえば武田氏が有名だが、見通しの悪い険阻な谷中の連絡を重要視する木曽氏のそれは密度が高い。現在把握されているもの以上の狼煙台が存在していた事は確実なところだ。外勢を防ぐのはあくまで軍勢の通過が困難な峠や山道であり、要害の籠城に発展させる事は望外だったろう。鳥居峠は木曽氏御用達の必殺の陣場、根本的に木曽谷自体が要害なのだ。現在整備されている谷中下段の国道19号線や中山道、JR中央西線等を無視して考えれば理解し易いだろう。

…結果は判ってたんすけどね…登りますよ、登りますとも。おいらは縄張図がどうだろうがリア攻めしなきゃ気が済まないタイプのめぐら〜なのだ。選り好みせず他人の評価も気にしない。実際に自分の眼で確認してなんぼの世界だと思う。日本全国の中世城館で優れたものなんてほんの僅かでしかない。史跡にも指定されず誰にも気付かれないまま風化する城砦の方が圧倒的に多いのだ。無視せず丁寧に現況を楽しむ事こそが歴史遺産に対する最大の敬意だと思う。

※神本以外でのまともな紹介例は無い。Googleマップには物好きな遠州の城友さんが位置登録している。

※写真①は登城1分後の光景、登るの止めようかと思う。

※写真②は南東尾根中段の平場、縄張図にも描かれる。

※写真③は山頂部手前の光景、道筋が不明瞭となったので急登直登した。

※写真⑧は黒川渡ダムからの遠景、真ん中のぽこりんがそれだ。山麓には「抗の原」の地名が残る。

「ニッポン城めぐり」を始めるには?

「ニッポン城めぐり」は、iPhone・androidの両アプリに対応。
利用料金は無料、アプリ内の課金も一切ナシ!いますぐ城めぐりを始めてみよう!

スマートフォンからのアクセス方法

app store app store  ■iPhone
 AppStore で「ニッポン城めぐり」を検索。

google play ■Android
 Google play で「ニッポン城めぐり」を検索。

スマホを持って城をめぐろう!スマホでお城スタンプラリーゲーム「ニッポン城めぐり」 ニッポン城めぐりとは? GooglePlay Appstore