越野山物見

越野山物見([妻籠城  周辺城郭])

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越野山物見の口コミ情報

2023年11月01日 内記かずりヾ(・ε・。)


越野山物見は妻籠城の西北西約2.9km、木曽川北岸(右岸)、標高555.4mの越野山山頂部に立地する物見台です。南麓の岐阜県道・長野県道6号、中津川田立線からの比高は175m位でしょか。信濃のお城の神は越野山山頂から南方へ伸びる尾根端部上、標高約455m地点の平場も城域としており、この平場を縄張図における通称1郭としている。但し、物見台の規模に比して両者の距離は離れ過ぎであり、実際には別の物件として捉えた方がよいのかもしれない。スポット登録は通称2郭と通称3郭が位置する越野山山頂部とした。

行き方はGoogleマップに位置登録されている南西麓の「南木曽町 福祉施設ヘルパーステーション」を目標に設定して下さい。南側の舗装林道(摺鉢山林道)をそのまま進めば通称1郭と通称3郭を隔てる尾根の切通しにぶつかる。但し、通称1郭は此処から殆ど登る事も無く辿り着くが、腰野山山頂部へとなると崖地をよじ登る覚悟が必要、よって山頂部へはそのまま林道を巻いて進み、越野山の北側鞍部に出たら直登し易い場所を選んで登るのが吉、凄く楽出来ます。又、林道を車で進むかについては御自身の判断で…おいらはヘルパーステーションの少し先で捨てました。

築城年代、築城者は不明です。地元の郷土史家はこの物見台について、「当初、北東からの侵略に対する防御。時代が下って中世の末に田立砦や鉢ヶ峰などからの狼煙の伝達」と言っている。単純に考えれば、遠山氏が築いて木曽氏が二次利用に及んだて事になる。又、木曽川の北岸(右岸)にも越野山の北側鞍部を東西に抜ける山道が存在していたらしく、この道筋を監視する役割をも担っていたんだそう。この先生の推論を正しいものとするならば、標高約455mの尾根端部上平場を狼煙台とし、越野山山頂部を山道監視の砦とする一城別郭と捉えた方がよいのかもしれん。

おいらはこの夏場から新兵器、警笛を携行するようになった。何だか熊鈴だけじゃ不安に感じるのさ〜歩行中に鈴との息がぴったり合うと全く鳴らない時てありません?特に登りで顕著な気がする。今夏は木曽谷の城館を一気に60箇所位リア攻め、熊さんは見なかったと思うけど、山中の城砦の3城に1回の割合で何かしらに遭遇した。殆どがニホンザルかニホンジカだが、この物見台で遭遇したのは、大きなニホンイノシシ、おいらの目の前を2頭が崖下へ向かって走り去って行く。「か、かかってこんか〜いっ!このMATHA◯◯◯◯ER!」と勝負を挑んでみたけど、聞こえないふりをしているらしく完全に後の祭りだった。命拾いしたのぅ…あの晩、田立の五宮神社で牡丹鍋を振る舞う事も出来たろうに…狩猟の神なら諏訪神社が正解だけど…

物見台の現況は…まず、通称1郭は殆ど地山、殆どとしたのは送電線の鉄塔が建っているから。展望はすこぶる良い。狼煙台としても物見台としても適地だろう。但し、狼煙以外に何を覗くのかと考えると甚だ疑問、その対象が存在しないように思う。又、城域に含まれるのか知らんけど摺鉢山林道脇には見事な切通しが残る。周辺の山道は限定的だが縦横に通っていたようだ。越野山山頂部の通称2郭と通称3郭は結構な面積を持つ削平地、後世、植林場だったのかもしれん。往時の田立の衆全てを喫緊時に此処へ掻き集めても手不足に陥るだけだろう。城郭遺構としては堀形が1条確認出来る…本当に堀切だったのかは知らんけど。尾根の乗り越しにも見えるが西側斜面は急崖なので堀切としてもよいと思う。

最後に…木曽谷の農家の方々に聞いた厄介極まりない野生動物ランキングを発表〜

※第4位、ツキノワグマ…基本的に柿しか喰わないらしい。養蜂もやっている農家には脅威らしいが、そうした家は少ないのでこの順位に。夜になると山間部の集落では普通に歩いているんだそう。小学生は熊鈴を付けて通学するが地元の人は目撃しても通報しない。

※第3位、ニホンイノシシ…畑の作物を掘り返すのだが、今のところ山から下りて来る個体数自体が少ないんだそう。意外にも水田には足を踏み入れないらしい。

※第2位、ニホンジカ…兎に角、数が多いんだそう。野菜のみならず水田の新芽まで喰い荒らす。憎しみしか持てない悪魔だって言ってた。一つも可愛くないらしい。

※第1位、ニホンザル…柿と野菜を喰い荒らすらしいが、野菜の収穫時期に合わせて群れで来襲する知能犯にして確信犯、兎に角、むかつくらしい。昼間でも各集落内で度々見掛けた。過去には何回もかずりに牙を剥いて威嚇して来た事もある永遠のライバル、但し、今のところタイマン勝負には至っていない。

…何の口コミだよ…て終わり方…う〜ん、つまりは獣柵ゲートを開けたら必ず閉めてねて感ぢのお願い?

※写真⑧は通称1郭からの展望、妻籠まで見通せる。

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