池島一官屋敷

池島一官屋敷([妻籠城  周辺城郭])

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池島一官屋敷の口コミ情報

2023年10月26日 内記かずりヾ(・ε・。)


池島一官屋敷は妻籠城の西方約3.8km、木曽川北岸(右岸)、長谷川東岸(左岸)、標高約378mの河岸段丘台地緩斜面上平場に立地したとの伝承が残る屋敷です。

行き方はGoogleマップに位置登録されている北方の「五宮神社」を目標に設定して下さい。後はリア攻めマップで該地を特定してね。

築かれた年代は不明、お住まいになられていたのは池島一官(一貫とも。)です。

「長野県町村誌」には「古宅跡」として、「年号不詳。池島一官と云者居りしと云、森氏祖先と口碑のみ。書類中古家宅焼失之節焼亡、宅跡当時田となり、森武蔵所有す。」とあり、「西筑摩郡誌」には「田立砦址」の項に、「池島一官(木曽氏の臣にして藪原の人)も共に守りしか其邸址ありと伝ふ」とあるんだそう。但し、町村誌の記述は全くの謎でしかないし、郡誌の「藪原の人」とするのも誤りではないだろうか(上松の人か。現在の木曽郡上松町には「池島」の地名が今も残る。)。

現在は推定敷地範囲最下段の一角に森さんがお住まい。近世には庄屋を務めた事もあるらしい。「森氏系図」によると、美濃金山城主、森三右衛門(可成)の長男が若い頃に田立村に流れて池島一官の娘を娶り、次男宗内の子、二代目宗内は木曽氏に仕えて五百石を知行、妻籠三左衛門と共に田立坪川砦と美濃口の関所を守ったんだそう。

…おいらの読解力が乏しいのかも知らんけど、この系図の説明を理解出来ます?…結果的に池島一官が娘婿の子に家督を譲ったて解釈で合ってるんでしょか。登場する次男宗内とは森可隆(三右衛門の長男を長可とする解釈も可能だが…)の子なんだろうか。そうなると可隆の孫の代に在地で木曽氏に仕えたて事になるんすけど、可隆の生年を考えると時代的に辻褄が合わない。大体にして僅か19歳にして討死した人間が流亡する若い頃て一体何歳の時の話なんだよ…小学校高学年位で家を追い出されて他所者と結婚、子供を2人授かったて感ぢ?

屋敷の現況は水田、耕作地、一般住宅とその敷地等となっている。その敷地範囲は推定であり、遺構も確認出来ず見るべきものは特に無い。該地の南方木曽川の対岸は岐阜県中津川市山口、東濃、裏木曽は「応仁の乱」以降、木曽氏の勢力が及ぶ地域であり、現在の県境を単純に勢力の境目として捉えるのは誤りである。

…伝承て難しいっすよね。おいらは一次資料を重要視するけど伝承が生まれるにはそれなりの根拠があるからだとも思ってる。無下には否定しない。個人的には池島氏と森氏の関係性には疑問を持たざるを得ないが、伝承の部分が何処かで誤り伝えられただけなのかもしれない。伝言ゲームじゃないけど語り伝える事の難しさて事なんだろう。

※写真④、背景の山稜が標高797.1mの摺鉢山っす。

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