観音山砦

観音山砦([妻籠城  周辺城郭])

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観音山砦の口コミ情報

2023年10月27日 内記かずりヾ(・ε・。)


観音山砦は妻籠城の西方約4.1km、木曽川北岸(右岸)、長谷川西岸(右岸)、標高約402mの河岸段丘台地上平場に立地したと推測される砦です。南麓の岐阜県道・長野県道6号、中津川田立線からの比高は30m位でしょか。該地は長谷川の蛇行点へ向けて張り出す舌状台地にして要害地でもある。

行き方はGoogleマップに位置登録されている「旧田立小学校」を目標に設定して下さい。今は地域の交流センターとして活用されているこの小学校跡が該地となる。

築城年代、築城者は不明です。南方には「寺下」の小字が残っていたそうで、中世の頃には長谷川の渡り場だったんだそう。周辺台地上はこうした事から重要な場所だったと考えられ、地元の郷土史家は此処に田立氏(不詳)の砦が存在したのではないかとの推測、提言をしている。又、該地の南側に建つ曹洞宗の寺院、禅東院の開基は寛永二年(西暦1625年)とされ、和尚となる徳岩全暁を招聘したのは屋号、「津羽沢(ツバンジャ)」を持つ小幡氏であるんだそう。同氏は田立の近世の有力者て事なんだろうけど、田立氏との関係性も含めて詳細は全く不明だ。

…つまりは比定地どころか一郷土史家の脳内で成立した推定地なんす。但し、現地を実際に訪ねてみれば何某かの城館の類いが存在した可能性は充分に感じ取れる。後世、城館の跡地に学校が建つ例は木曽谷では決して珍しくない。纏まった広さを持つ平場が谷筋では貴重だからだ。

砦の現況は学校跡地だが、周辺は大きく改変を受けていて旧態は想像出来ない。台地の東側、北側は急崖、南側は急峻であり、砦としての占地に優れる。グラウンドは大きく掘り下げられているが、往時の堀跡を拡張したものなんだろうか。又、南側斜面直下の洞様地形を堀形と考える事も可能なんだそう。ちなみに木曽谷の城砦で鍛えられたおいらの眼は以前にも増して凄く優しくなっている。

旧南木曽町立田立小学校を調べてみたら、創立は明治七年(西暦1874年)、南宮神社旧地の一部を活用したらしい。て事は該地は神社の跡地でもあった訳だ。学校は惜しくも平成十九年(西暦2007年)三月、統廃合により廃校となったが、校舎や体育館、グラウンド等はそのまま残されて地域の交流センターの役割を果たしているのは前述のとおり。校舎は主要構造部を全木造とした古いもので、この小学校自体が既に歴史遺産だ。

明治の初頭にはこの木曽谷の田立にも学校が建てられた訳だが、明治政府が子弟の教育を国家政策の重要な根幹の一つに位置付けした表れて事なんだろう。現代を生きる人は当たり前のように読み書き出来るが、江戸時代における日本人の識字率は全世界的に見ても異常と思えるぐらいに突出していた。明治維新が在野の志士達の活躍によって大きく動いた事は勿論、維新後に明治政府の通達等が滞りなく全国隅々まで行き渡ったのはこれが故だ。想像してみて下さいな、市井の人達が高札場の文字を読めるんすよ!こんな国、西欧だって当時無かった筈だ。

教育て重要ですよね。今のおいらは時々お洒落眼鏡をクィッて人差し指で直したりもする切れ者風美少年なんすけど、社会人になる以前にまともな勉強したて記憶が一つも無い。高卒だったし当時は結構なコンプレックスで、視力左右2.0なのに馬鹿だと悟られまいとして度の入った眼鏡を時々掛けてたりもした。ちなみに視力は今でも余裕で最高点を叩き出す。思い起こせば会社に入ってまず言われたのが、「お前の書く字は読めない。」だった。書いたおいらも読み返すと読めないぐらいの文字…恥ずかしながらそこから勉強やり直し(ペン字練習帳みたいなのを買って勤務中に平仮名から練習してたwそんなレベルっす。ちなみに今でも鉛筆の持ち方とか人様と違うのでなるべく見られないようにしている。)。今でも口コミ書く度にどの漢字を使ったらよいのか常にGoogle様にお世話になるおいら…もっと頑張れや。

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