胡桃田の物見

胡桃田の物見([妻籠城  周辺城郭])

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胡桃田の物見の口コミ情報

2023年10月18日 内記かずりヾ(・ε・。)


胡桃田の物見は妻籠城の北東約5.5km、南北を胡桃田沢と正善沢に挟まれた標高約623mの台地上丘陵頂部に立地したらしい物見台です。南麓の与川道からの比高は15m位でしょか。但し、登れるもんなら登ってみるがいいさ。真冬でも無理やろ…

行き方は…Googleマップに位置登録されている南麓の「与川道 正善沢」を目標に設定して下さい。後はリア攻めマップを参照して該地を特定してね。ただの沢のくせに天下のGoogleマップ様に位置登録されているなんてアレですが、正善沢は江戸時代に三留野村と与川村の境目だったらしく、度々両村の間で山論(境界争い)が起きていたんだそう。現地にはその揉め事について書かれた説明板が立っている。

築城年代、築城者は不明、地元の郷土史家はこの物見台について、「野尻氏と三留野氏の地戦のときに構築・使用され、程なく放棄されて地元でも知っている人はいない。地形からみてこの辺りに大奈良へ向かった砦があるであろうと探して見つけた砦である。」と言っている。が、本当なんか先生…実際に城砦であると判定する根拠が不明、要害地だし近世以降の与川道沿いでもあるので往時何らかの道筋を押さえる砦や物見台の占地としては間違い無いんだろうけど、この先生(たぶん故人だと思う。)を果たして信じてよいものだろうか…

中山道は概ねで山塊下段、谷筋に設けられた街道だが、三留野宿と野尻宿の間には「羅天の桟」と呼ばれる桟道(侵食崖の岩盤層に片持ち式の梁を穿ち、その上に板を渡して道としたもの。)の難所を抱え、度々蛇抜(土石流)で通行不能となっていた。距離は長くなるが該地に面する与川道はこの中山道の脇道であり、律令制下で設けられた東山道支道、「木曽古道(岐蘇山道、もしくは吉蘇路)」の道筋に準じていると推測されている。与川道の現在は中山道のメインルートとして多くの外国人観光客も歩く舗装路だが本来の街道ではない。ちなみに将軍家に輿入れする和宮親子内親王は、文久元年(西暦1861年)十月二十日、京の桂宮邸を出立、中山道の三留野宿〜野尻宿間を迂回路である与川道を選んで下向している。一行の総勢約三万…行列長は最大で約十四里(約55km)、軍勢と輿入れの行列に大きな差はあれど、往時の大軍が行動する際の難しさも参考程度に知れる。

もう訪ねる前からリア攻めの結果は大体判ってたんすけど、とりま登らなきゃ気が済まないんで挑戦してみる事に…が、2m位直登した所で、「おいら、一体何やってるんだろう…」て疑問が湧いて来てしまい、途端に阿呆らしくなってリア攻めを中断する事に…こんなん無理っすわ…登ったとしてもねぇ…目の前の草しか見えないと思います。密度の高い人の背丈を超える草木と蔦植物の混合藪、手強すぎる…苦労対効果が100対1位の物件すわ…

…近景は要害地に加えてぽこりんとした可愛い小山、下から眺めるだけで充分だと思う。が、おいらの写真には与川道を挟んだ上方からの近景写真がある…実は正善沢から泥だらけになりながら関係無い山塊尾根筋を直登してしまい、結構登ってから間違ってる事に気付くていう…そんな訳で当日おいらが胡桃田の砦から提示された苦労対効果は150対1位に爆上がりしてましたわ…

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