大原の城山
大原の城山([妻籠城 周辺城郭])
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大原の城山の口コミ情報
2023年10月14日 内記かずりヾ(・ε・。)
大原の城山は妻籠城の北東約4.7km、木曽川東岸(左岸)、与川南岸(左岸)、上の原の台地上、標高約649mの山稜山頂部に立地する砦です。北麓の与川からの比高は185m位、南麓の中山道からの比高は75m位でしょか。
行き方は…Googleマップに位置登録されている南西麓の「大原休憩所」を目標に設定して下さい。後はリア攻めマップを参照して該地を特定するしか術が無い。南東麓は与川農道と町道が合流する場所であり、南麓は町道から分岐するワイルドな中山道が西方へ向けて下る場所でもある。
築城年代、築城者は不明、てか「城山」の伝承のみが伝わっているらしい。名称も信濃のお城の神が付けた仮称である。…謂わゆる色物物件すわ…何でも地元の郷土史家の話だと、「伝承、上の原の老人は、全員知っている。」て事らしいんだけど本当なんか…先生、少なくとも今の世代の老人は誰も知らんやろ。
もう訪ねる前からリア攻めの結果は大体判ってたんすけど、該地には東西に長く伸びる後世の野火止め用の防火塁が残ってるらしいんで頑張ってみた。中山道から熊笹藪をかき分けながら直登すると中段からは過去に重機が入った様な道が付いている…凄く損したブルーな気分で山頂部に辿り着く…
砦の現況は…東向き、北向きの砦なのかな。西方、三留野愛宕山城の支砦、もしくは与川との古い道筋を押さえる役割を果たすんだろう。野路里木曽氏と三留野木曽氏の私闘に関わるものと推測されている。ちなみに現在の展望は最悪っす。後は…語るのまぁ無理っすわ…藪が酷すぎて探索以前の問題がある。お目当ての防火塁がどれなのかも判らない。ひょっとして目の前の大土塁状の痩せ尾根の事を言っているんだろうか。この山稜に重機を入れた意味も理解出来ず、途端に阿保らしくなって下山する事にした。
…帰りは当然重機が削った道を東麓へと下りて行ったんだけど、山麓からこの道が見付けられなかったのも当たり前だったて訳だ。途中から背丈を超える激藪が待ち構えている。「も、もう、止めてぇ〜」と横山弁護士みたいな泣き言を喚きながら無理やり突破、草木が谷側に頭を下げてたから何とかなった(股に挟んでライドオンするのだ。)けど、登るとなると相当厳しかったろう。代償は信じられない程大量のひっつき虫、全部取り去るのに20分位掛かったよ…あ、横山弁護士が誰なのか知らない方はようつべで検索してみてね。悪意のあるインタビュー攻撃が許される?時代でした。ちなみにおいらは山中で虫類に吸血されると、「◯◯◯◯!!!」、野生動物に遭遇すると、「MATHA◯◯◯◯!!!」、蜘蛛の巣に引っ掛かると、「あぁっ、もぅ馬鹿っ!」て十中八九は言う。
里山だが人が入る事は絶えてしまって久しいんだろう。荒れまくったお山、訪ねたからって得るべきものは何も無い。でもねぇ…この城山の事を語れる権利だけはゲットしたて信じたい…此処に口コミして記録に留めて置く。
写真①の草写真が東麓からの登城路?入口っす。
写真②、③の草写真が山頂部、これを見に苦労した訳だ…
写真④が「大原休憩所」からの近景、眺めるだけでよかったと思う。ちなみに大量のひっつき虫を此処にばら撒いて帰ったので休憩所の藪度が増すかもしれない。