松尾館(松尾城)
松尾館(松尾城)([松尾城 周辺城郭])
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松尾館(松尾城)の口コミ情報
2024年09月02日 ほりーないと
飯田市松尾地区には「城(ジョウ)」という地名があります。飯田市上郷考古博物館の企画展で発行された"南信州の山城"には「松尾城に本拠を移すまでの間、小笠原氏が伊賀良での処を置いたとされている。…中略…小笠原氏が松尾館を構えたのは、3代長忠が1202(建仁2)年に松尾館で生まれた(『勝山小笠原氏年表』)とあることから、これ以前であることは確実で、7代貞宗までこの館で生まれている。およその位置は推定されているが、特定されるに至っていない。」とあります。
近くに小学校などがある住宅地です。城めぐを始めた頃から行ってみたいと思っていましたが、狭い道に入るには勇気が必要です。そんな時に南北朝の若君・北条時行が主人公の漫画「逃げ上手の若君」を読み、小笠原貞宗の"小笠原館"の忍び込み?に挑戦しました。松尾館も貞宗も資料が少なく、小笠原館=松尾館なのかハッキリしていません。"南信州の山城"によると、公民館の建設に先立ち発掘調査を実施して福建省同安窯産の青磁碗などが出土したが、小笠原氏の居館を裏付ける所見は得られていないそうです。
その後、小笠原氏は信濃守護職を巡り、府中(松本)・松尾・鈴岡の3家に分裂します。この歴史を知ったのは城めぐを始めてからです。松尾城址公園・鈴岡城址公園・松尾地区"城"が近くにあり、子どもの頃から何で?ややこしいなぁと思っていました。歴史を知らなくても3つのお城(館)を巡ると、小笠原氏の3家分裂を感じるかもしれません。