多田氏堀屋敷

多田氏堀屋敷([中塔城  周辺城郭])

中塔城 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「多田氏堀屋敷」の地図・口コミがご覧頂けます。

「ニッポン城めぐり」アプリでは、スタンプラリースポットとなっている3,000城それぞれの地図に、周辺城郭や史跡など、様々な関連スポットを自由に追加できます。

多田氏堀屋敷の口コミ情報

2026年05月18日 内記御手杵ヾ(・ε・。)


さて、明治時代の中頃に松本城の天守が傾いていた事は皆さんも知っているとは思うんだけど、その原因となるとたぶん知らないんだろうなぁ…えっ、脆弱な地盤が沈下したり土台の木柱が腐食したからだろう…だって?…甘い、甘過ぎるわ…めぐら〜としての今後に不安しか感じないわ…

松本城博士のおいらが皆に面を上げさせず平伏したままの姿勢を強要させてから教えてあげるんだけど、天守が西側に向けて大きく傾いたのには今回紹介する屋敷の主が関係しているのら。こりからしっかりと説明するんで地面に両手と額をつけたままありがたく拝読するように…

多田氏堀屋敷は中塔城の東北東約8.0km、標高約581mの平野部平場に立地した屋敷です。ちなみにこの物件、江戸時代の庄屋宅跡であり本来は門外漢なのだが、「信濃の山城と館7、安曇・木曽編」に掲載がある事から口コミしておく。

行き方はGoogleマップに「中萱氏館跡」の名称で位置登録されているのでダイレクト設定して下さい…なんだけど、たぶん登録者は同じ中塔城のリア攻めマップにある中萱氏堀屋敷と混同している。車は同じく位置登録がある「中萱区公民館」の駐車場に捨てるのがよい。

築かれた年代は不明、お住まいになられていたのは多田加助(嘉助)です。同名は安曇郡長尾組中萱村の庄屋、貞享三年(西暦1686年)、松本藩内で発生した「貞享騒動」の首謀者である。

松本藩は安曇郡が数年に亘り不作となって困窮していたにも拘らず、年貢一俵当たりの容量を二斗五升から三斗を経て、三斗五升にまで引き上げる令を下した。百姓等の苦しみは更に増し、領民等は生活が立ち行かなくなる等としてその不満は次第に増大していった。

この窮状に、安曇郡中萱村の熊野権現(同村の鎮守であった。)の拝殿にて密議の末、年貢減免を藩に強訴したのが加助である。十月十四日、五箇条を書き連ねた訴状は郡奉行に届けられ、四日後には聞き入れられたものの一月後には覆され、十一月二十二日、同名等八人は磔、併せて二十人が連座し、獄門に処せられた。

加助は磔の時まで訴状が受け入れられたものと思っていたが、群衆の領民から訴えが反故にされた旨を聞き知ると、「今後年貢は五分摺二斗五升!」と絶叫しながら松本城の天守を睨みながら刑死した。その瞬間、天守は怨念によって大きく傾いたんだそう。

…どおっすか、理解して頂けやした?説明したとおり、松本城の天守は訴状が聞き入れられなかった加助の怨念によって大きく傾いたんすわ…その後、約二百年に亘って天守は傾いたままだった…とか要らん詮索は止めとけ。みんな知らんかもしれんけど怨念てほんまにおんねん。

屋敷の現況は…田地、一般住宅とその敷地等となっている。加助の屋敷地には安曇郡奉行番所が置かれていたそうだが、四辺を堀と土塁で囲われた立派なものであり、虎口は東辺に付いていたようだ。城郭?遺構としては南東隅に堀形と土塁の残欠が確認出来る。ちなみに長野県道314号、田多井中萱豊科線沿いには「多田加助宅跡」の標柱が建ち、傍らには立派な説明板が立っている。

多田加助は、明治時代の自由民権運動の中で再び脚光を浴びている。義民、民権家としての同名は運動の象徴の一つに昇華され、新聞紙上で連載等に取り上げられた他、舞台でも演じられ、長野県のみならず全国的にも知られる存在となった。ちなみに隣接地には貞享義民社(旧加助神社)が鎮座、付近には貞享義民記念館が建ち、一帯は現在も義民の里の趣きだ。

※多田加助旧宅跡として長野県の指定文化財だ。殆ど田んぼだけど…

※現在も多田家の所有となっているようだ。

※江戸時代における一揆、強訴等の顛末(信濃国に限る。)を見ると、首謀者等は刑死を免れないが、訴えの方は割と聞き入れられている。

※春先から初夏にかけての安曇野の居館廻りは最高に気持ちが良い。おいら、こりだけは自転車を借りて廻る事にしているんだけど、1日に10件位はこなせるのでむしろ効率が良いて思うさ。狭隘路にも入るし車の捨て場所に困る事も無いしね。

※松本城博士〜いきなり口頭で質問しないようにおねしゃす。

「ニッポン城めぐり」を始めるには?

「ニッポン城めぐり」は、iPhone・androidの両アプリに対応。
利用料金は無料!いますぐ城めぐりを始めてみよう!

スマートフォンからのアクセス方法

app store app store  ■iPhone
 AppStore で「ニッポン城めぐり」を検索。

google play ■Android
 Google play で「ニッポン城めぐり」を検索。

スマホを持って城をめぐろう!スマホでお城スタンプラリーゲーム「ニッポン城めぐり」 ニッポン城めぐりとは? GooglePlay Appstore