小倉城

小倉城([中塔城  周辺城郭])

中塔城 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「小倉城」の地図・口コミがご覧頂けます。

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小倉城の口コミ情報

2022年05月24日 内記かずりヾ(・ε・。)


〜小倉城攻城編〜

築城年代、築城者は不明です。お城の存した小倉郷は小笠原長時時代の分限帳に、秋山与一、高百八貫文、軍役十騎との記述があります。時代は下って小笠原貞慶が府中を回復すると一族である小笠原但馬守貞政が小倉城に配され安曇郡における軍事行政を委任(安曇郡内において貞慶の嫡男、秀政と連名の給地宛行等の発給文書が複数残る。)されたそうです。この時期においては重要な拠点として位置付けられていた事は疑い無いでしょう。

お城はコンパクトですがしっかりと普請されています。城域内には長大過ぎる竪堀が2条設定されていますが、内1条は尾根上に設けらているので遮蔽された導線としての堀底道か後世の改変かと思います。又、主郭には腰郭までカバーする土塁が残る他、主郭からの北尾根と西尾根には堀切と竪堀を設定、これらは主郭北西切岸で隣接して結果として畝状竪堀を形成していたようです。ちなみに主郭には案内板も立ってました。

一体何の口コミなんだって書いてて疑問に思いますが、山城って自己責任で登る訳で陣払いも常に考えて挑戦しています(侮るなかれ、低山=山城には低登山としてのリスクがある。登山道が整備されていない事、情報が皆無に等しい事、携帯の電波が不安定な事、他人が山に入る理由が単に山頂を目指すためだけのものではない事=踏み跡が複数存在する。…直結するのは滑落と道迷い…道迷いから生じる無理な下山に伴う滑落だ。そして結果的に急峻な山稜を一気に登るていう事実を考えましょう。)。それでも誰でも今回の様なケースに至ってしまう可能性てあるかと思います。登山系アプリの発達で道迷いは格段に少なくなったとは思いますが、現地の状況は現地入りしないと判らないので今猛烈に反省中、不動様にリア攻めの無事を祈り倒しといてよかったぜ、山には必ず神様がいるのです。

※登城編の補足ですが、自分が帰りに使った東尾根からだと距離はあるけど危ない事にはならないのでこちらを推奨しときます。取り付きはGoogleマップに位置登録されている南麓の八幡宮から東方へ200m位進んだ場所に立地する墓地からですが、登り始めはほぼ急登直登、道形は比高を稼ぐまで不明瞭なので何れにせよ注意です。

2022年05月23日 内記かずりヾ(・ε・。)


〜小倉城登城編〜

小倉城は中塔城の北東約3.7km、標高1163.6mの角蔵山山頂から南方へ延びる尾根上、標高約968mのピークの一つに主郭が存します。南麓の鳴沢からの比高は210m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されている南中腹の穴不動明王を目標に設定して下さい。車は手前の駐車スペースに捨てる事になるでしょう、付近にはお城の標柱も立っています。穴不動明王までは参道が付いていますが、不動様から南尾根の弛みまでを直登します。後は道形に沿って登って行けば楽ちん♪登る比高は50m位、迷う事も無いでしょう。

久々に死ぬかと思いやした。不動様裏手を覗くと岩盤崩落跡と思しき平均斜度50°から60°の岩場の中の大きな竪堀様地形にピンクテープが上方へ向けて張ってある。当然これが道筋なんだと判断するじゃないすか(完全な間違いでしたわ…)、ところが一面は草木が殆ど生えていないガレ場を形成していてどうやってテープを張ったのか謎でしかない…大体これを使って入山(○○の留山でもある。)している事自体が驚愕だわ…登り始めたら二足歩行はまず無理だし、手を地面に付けると自落石で自分が危ない。何十個石を落とした事でしょう、ぼっちでよかったっす。小雨中でもありコンディションも悪かった。

20m位登った時点でこりゃあかんと思って岩場をよじ登る決心をしますが、岩盤は手を置いただけでぼろぼろ崩れる悲惨なガチのロッククライミングに…もう無理だと思って戻ろうとしたら逆に危な過ぎて下りれなくなってしまい結局意地と根性のみで南尾根の弛みまで登り切りました。最後は垂直の岩盤層、大規模な崩落は此処から始まってたみたい。岩場の切れ目から何とか無理矢理突破出来ましたが、この切れ目が無けりゃ進退極まってた事でしょう。慌てて登坂途中に今まで一回も使った事が無い墜落制止用器具を装着しましたが、そもそも論でランヤードを掛ける支点が不安過ぎるポイントしか無く、ブレークしたら支え切る事が出来たかどうかは甚だ疑問っす。余裕を完全に無くしてましたわ…この間の写真すら撮っていない。

続く…

※南麓の鳴沢は北アルプス山麓でもある安曇野を感じさせてくれる素敵な水流、癒されます。

※写真は城域までのものっす。

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