波田の撞鐘久保
波田の撞鐘久保([中塔城 周辺城郭])
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波田の撞鐘久保の口コミ情報
2022年02月16日 内記かずりヾ(・ε・。)
波田の撞鐘久保は中塔城の南西約7.2km、梓川南岸(右岸)、標高1289.9mの山塊山頂から北西へ延びる尾根上、標高約890mのピークの一つに城域が存します。北麓の梓川からの比高は170m位でしょか。
行き方は…リア攻めマップを参照して下さいまし。こんなんマップコード以外で上手く説明出来ませんわ…該地は鍵掛峠と呼ばれる峠の周辺で、その昔は冬場の難所として知られていました。が、今は林道黒川線が通っているので車で行けます(冬期は基本的に閉鎖する。ゲートの鍵を波田のコンビニで貸出可能っす。ただねぇ…おいらは歩きました。)。
築城年代、築城者は不明、該地はあくまで地名と現況から推測された比定地なので知る訳もないって感じでしょう。
信濃のお城の神本(信濃の山城と館4、松本・塩尻・安曇編)に掲載されてるんですが、神も後究を待っているような代物です。それによると「鐘撞堂」の地名が狼煙台を示唆する地名で、日向岩と呼ばれる岩場の周辺に「撞鐘久保」の地名が残っている事からこの辺りがそうなんじゃないかなて感じです。よくこんなん訪ねる気になれたなと白い眼で見られるかもしれませんが、その先に用があって単独目標ではないので悪しからず…
比定地は東方から夏道(同じ中塔城のリア攻めマップにある夏路の砦を参照して下さい。)に並走、合流する林道黒川線が南東に大きくカーブを描く場所で、野麦街道夏道跡の説明板も立っている誰も行かない観光スポット?です。この説明板から西側の細尾根をやや下った所か、東側の細尾根を直登した所の何れかが推測される場所で、先人様のブログは前者(写真は1〜3枚目…)おいらは眺める景色から後者(写真は4〜6枚目…)推し、狼煙台は物見台でもあるべきかと思いますので参考までに…
鐘撞じゃなく撞鐘、細かい所は気にしないのでしょう。残念なジャンルかと思いますが、木曽氏は木曽谷の守りにおいて非正規戦を仕掛けるために合図の鐘を多用しました。天候不順の際は狼煙の替わりになるし、峡谷地形にはよく響いた事でしょう。鐘は流石に残ってません。
※帰る際に林道黒川線沿い、東京電力リニューアブルパワー竜島発電所付近で物見台と思しき遺構(写真7〜8枚目…)を発見したような気がします。自信無いけど2つの沢に挟まれた展望の効く絶妙な立地だしとりま此処に記録しときます。