中山二山砦
中山二山砦([埴原城 周辺城郭])
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中山二山砦の口コミ情報
2022年01月26日 内記かずりヾ(・ε・。)
中山二山砦(なかやまふたやまとりで)は埴原城の西北約3.2km、独立峰である中山霊園が立地する山塊、北西に延びる尾根上、標高約774mのピークの一つに主郭が存します。北麓の東山山麓広域農道、通称アルプス展望しののめの道からの比高は165m位でしょか。
行き方はGoogleマップに位置登録されている北麓の弘法山古墳・駐車場を目標に設定して下さい。直近に建つ弘法山・公衆トイレの裏手には尾根筋を登る登山道が付いてますので、これを使って同じくGoogleマップに位置登録されている石堂神社址(今は東屋が建つ。)を目指します。神社址に到着したら更に5分位登り、後は高度計を使って標高774mピークを確認しましょう、意外な程の削平地なので直ぐに判別出来るかと思います。ちなみに難しく書きましたが、登山道は崩落箇所を除けば比較的緩やかな整備されたハイキングコースでして、慣れた方ならサンダルでも登れます。
築城年代、築城者は不明です。府中を拠点とした信濃守護小笠原氏に関係する砦かと推測出来ますが違うとも簡単に言えるでしょう。立地は松本平を遮ぎるもの無く一望出来る高所であり、物見台としては最適だと思います。又、砦の存する中山の地は深志(松本)から鉢伏山山塊西麓を通り諏訪方面へ抜ける交通の要衝でもありました。
砦の現況はお山のピークの削平地って感じです。が、凄いのは西側斜面が崩落している南側の尾根筋でして人一人がやっと通れるぐらいの痩せ尾根は守る側からしたら心強いでしょう。往時はどうだったか知らんけど何れにせよ細尾根であった事は間違い無いと思います。又、砦自体も西側と南側斜面が崩落していると考えられ、それは今も密やかに時間を掛けて進行中だと思います。
この砦から尾根筋を南方へ約1.2km頑張ると鍬形原烽火台、更にこれに隣接する中山砦に辿り着きます。自分は当日のメインが控えていたので諦めましたが、ちょっとした軽いハイキングのつもりで縦走するのもよいでしょう。運が良ければ鹿の群れにも遭遇出来ます。
※砦の位置は比定地ではありますが、信濃のお城の神が著述するように此処が適地、間違い無いと思います。