本城

本城([埴原城  周辺城郭])

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本城の口コミ情報

2022年02月08日 内記かずりヾ(・ε・。)


本城は埴原城の南方約5.2km、標高1665m(三角点は亡失…)の高ボッチ山の西方裾野、山塊から西方へ延びる尾根上、標高1134.8mのピークの一つに主郭?が存します。登城路入口となるブリーズベイリゾート塩尻かたおか(営業してんのか知らん。)からの比高は120m位でしょか。

行き方は…前述のホテルがGoogleマップに位置登録されていないので、西麓の塩尻市上水道片岡浄水場を目標に設定して下さい。此処から林道を更に車で登ればホテルに到着します。ホテルの裏手に高ボッチ山への登山道が付いていて誰でもそのまま登って行きたくなりますが、お城の存する尾根筋はこのルートから姥ヶ沢を挟んだ北側に見える尾根ですので、沢へ下りてから尾根上まで急斜面(簡単には登れない…)を直登しましょう。運が良ければ既に城域です。

築城年代、築城者は不明です。周辺地域は承久の乱の後、内田牧埴原に源姓波多(秦)氏(渡来人とされる秦氏に清和源氏源頼清流、源盛国が後嗣として入ったらしい。)が地頭職として入部しました。波多氏は南北朝の時代まで東山の内田埴原と西の波多を所領とし、南内牧、北内牧、大野牧を経営し極めて裕福でしたが、室町時代中期に入ると旧左馬寮の管轄であった官牧に周辺豪族や農民が流入、開田が始まり牧経営は困難、衰退します。又、戦国時代に入ると同氏の後裔とされる北方約1.3kmに位置する八間長者城主、波多(畠庄司腰)山城守は天文十九年(西暦1550年)、武田氏に出仕し、洗馬の三村氏の取りなしで所領を殆ど安堵されているようなので同氏に関係するものなんでしょか。

お城の現況は大変素晴らしい。痩せ尾根を介して東西2ブロックに分けられますが、西側は隠れ城の趣き、東側が主郭部となります。主郭部の東側山側背後は曲げを伴う三重の横堀+竪堀で堀切られ、主郭部北側の腰郭を絡めながら複雑な展開を見せる横堀+竪堀と相まって感動でしかない…が、このお城主郭と呼ばれるものが不明確でして、標高1134.8mピークは大土塁状の高まりでしかない…付近は沢筋で地滑りが多発する場所らしいので、主郭は崩落して痩せ尾根を形成していると考えられているようです。

八間長者城と共に松本平における隠れた良城の一つです。ネットで検索しても全くヒットしないのはその名称故…埴原城に来る事がありましたら皆様も是非訪ねてみて下さいまし。

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