神井戸湧水
神井戸湧水([座間城 その他])
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神井戸湧水の口コミ情報
2025年04月13日 いれぶん武蔵守
北条氏照の初任地である座間郷は、武田信玄がとても気に入り『新鎌倉』として夢を語ったと伝えられていますが、星谷城に拠点を定める構想でした。北条氏照の下、座間七騎と呼ばれた家臣集団は、いずれも段崖下の豊富な水量を誇る湧水によって灌漑された水田を持ち、豊かな領地経営だったと推定されています。
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神井戸
注意!
この湧水は水道水のように検査や処理がおこなわれていませんので飲まないで下さい。
所在地座間市入谷二丁目一七三一番地
湧水量 日量 約五五〇立方メートル
水温十六度(昭和五十二年市水道部調)
この湧水は昔から「神井戸」と呼ばれ、昔より減ったとはいえ水量が豊富で水質も良い。
神井戸は古くからこの附近、皆原や根下の人々の飲料水や、野菜を洗ったり、洗濯をしたりなど大切な生活水として使われたほか、水田の灌溉用水としても重要な水源でした。
また、鈴鹿明神の祭礼の折、御輿をかついだ若者が着用した白丁を、この清冽な泉水で洗い浄めて神社に返納するしきたりが江戸時代から現今まで続いています。
いつのころからか、この一帯の小字名を、神井戸・神井戸根付と呼んでいますが、この附近一帯には横穴古墳群が発見されたり、前に根下道、後崖上には鎌倉街道がそれぞれ南北に通っていることから、神井戸は往古から人々の暮しに欠くことのできない泉でした。私たちもこの清水を後世へ守り伝えなければなりません。
昭和五十八年三月
座間市教育委員会
(案内看板全文)