有馬晴信謫居の跡

有馬晴信謫居の跡([勝沼氏館  寺社・史跡])

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有馬晴信謫居の跡の口コミ情報

2024年05月21日 内記かずりヾ(・ε・。)


ドン・プロタジオ!敬虔なクリスチャンならキリシタン大名、有馬晴信の事は当然、御存知でしょ〜おいらも当たり前のように知ってたけど実家は真言宗…ちなみに最近、菩提寺の若い住職が、「もしかしたらこの寺は臨済宗かもしれない…」てまさかな事を言い出した。廃仏毀釈の煽りを受けて各方面から色んな宗派の御本尊が集まってごちゃまぜになってしまっている事が原因らしいんだけど、今度檀家料を徴収に来たらぽかすか叩いてやろうかなと思っている。

有馬晴信謫居の跡は勝沼氏館の東南東約5.8km、日川北岸(右岸)、標高約669mの河岸台地上平場に立地した謫居の跡です。該地は甲州征伐のクライマックスで天目山を目指した武田勝頼の一行が進んだ日川の谷筋に位置する。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。車の捨て場所は己れの持つ器量で何とかしよう。

今回の放浪のメインは武田勝頼に纏わる物件を訪ねる事だったんだけど、現地でGMSGしてたらヒットしたんでついでにリア攻めしてみた。暑くなるこりからの季節、肩の力を抜きまくった史跡廻りは最高だぜ〜気候も丁度良いしね。あ、GMSG…「Googleマップで史跡してGO♪」の事っすわ。

まず、「謫居」て何ぞや?て思いません?「たっきょ」て読むんすけど、聞いた事無い言葉だったんでググッてみる事に…それによると、「流罪になって、その地に住むこと。」なんだそう。謹慎を命ぜられる「蟄居」とは別物て訳だ。使用頻度は無いに等しいのでワンタイムオンリーの知識として脳内処理しよう。ちなみにこの物件、過去には城めぐのクイズの題材にも選ばれた事がある。

有馬晴信は、天正十二年(西暦1584年)三月二十四日に発生した、あの「沖田畷の戦い」の当事者の一人、合戦は島津四兄弟のチート級武将、家久と組んで肥前の熊、龍造寺隆信を討ち取った戦いとして特に有名だ。この頃には馬にも乗れないぐらいに肥満していたらしいけど、ルイス・フロイスに、「細心の注意と配慮、決断はカエサルの迅速さと知恵でも企てられないように思えた。」て評価された隆信の討死によって九州の勢力図は一気に塗り替えられる。

説明すんのが面倒なんであらゆるもんをすっ飛ばすけど、日野江藩主の晴信は慶長十七年(西暦1612年)三月二十二日、「岡本大八事件」に連座して甲斐国内に家臣三十五名と共に流罪となった。同年五月六日、幕府の検使役、板倉周防守重宗は人数百五十人を揃えて自刃を迫るが、切支丹である事を理由にこれを拒否、晴信は家臣の梶左ェ門に命じて自らを斬首させその生涯に幕を下ろす。

僅かな期間とはいえ幕府から謫居を命ぜられた「甲斐国内」が甲斐国都留郡初鹿野村の該地に当たる。肥前の港町から遠い山国の甲斐へ流罪となってその死を迎えた訳だ。おいらは数年前に晴信の居城、日野江城を訪ねた事があるんだけど、その時は晴信の流罪先が甲斐国内だったとは知る由もなかった。

謫居跡には小祠が鎮座するが、江戸時代後期には晴信の命日に合わせて丸岡藩有馬家から家臣が正装して謫居跡を守ってきた有賀家に進物を携えて訪れていたりもしたんだそう。四百周年に当たる平成二十四年(西暦2012年)以降は、毎年ミサ形式の法要が執り行われているらしい。粋な計らいにリスペクト、泉下の晴信もさぞかし喜んでいるだろう。ドン・ジョアン!

※当初はキリスト教を嫌悪していたらしい。後には敬虔な信者となり、熱心に布教活動を援助したりもするが、それ故に小さな大友宗麟の側面も持つ。浦上をイエズス会に寄進したのも彼である。

※説明すんのが面倒〜「岡本大八事件」はそれこそ一冊の本に纏める事が出来るぐらいに情報量が多い。興味があったらググッてね。

※ 謫居時に初鹿野村を知行したのは徳川大納言忠長の家老、鳥居土佐守成次であり、晴信の身柄はこの成次に預けられていた形になる。

※謫居跡は現在の甲州街道沿いに位置するが往時の街道(古甲州街道)とは道筋が異なる。

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