山中南城

山中南城([飯櫃城  周辺城郭])

飯櫃城 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「山中南城」の地図・口コミがご覧頂けます。

「ニッポン城めぐり」アプリでは、スタンプラリースポットとなっている3,000城それぞれの地図に、周辺城郭や史跡など、様々な関連スポットを自由に追加できます。

山中南城の口コミ情報

2024年05月24日 マグロ常陸介祐平


山中北城の入口の鳥居の向かいの白いフェンスのある畑の脇の坂道を登ると、切り通し(写真2枚目、後世のものかもしれない)が現れすぐ上の本丸に着きます。手前の放棄された畑から薮に入るとすぐに土塁が見られます。土塁の外側には堀(写真1枚目)があり、2つの曲輪を仕切っています。土塁の東側奥の虎口(写真3枚目)を抜けると一段下に八幡神社のある狭い曲輪にでます。神社の南側には古い墓石が並びますが、江戸~明治のものでお城との関係はなさそうです。

神社を一段下った南側には虎口状の入口があり、その先は三方を土塁、一方が切岸に囲まれた完全な平坦とはいえないところに、それぞれの方向に虎口のようなものが見られる空間があり、切岸の途中から接続する土塁の西側には二段の広い曲輪、その南側には堀に向けて虎口が開口?という不思議な縄張りとなっています(写真4,5,7,8枚目)。私には見当もつきませんが、どのような意図を持った縄張りなのか考えるのも楽しいですね。

写真を投稿された先人様も「あまりに複雑で上手く説明できない」と書き込まれていますが、山中北城以上に癖のある面白いお城に感じました。

城主の和田氏は、北条氏の支配下では同等の領地を持つ井田氏の配下となり、北条氏の着到状によると和田氏117貫(実高の推計は11村4453石、寄親の井田氏の推計は6村3349石)に対しての負担は大きく、井田氏全体の軍役300人中、約半分の145人(馬上27騎、歩者17人、旗11本、弓20張、鉄砲20挺、鎗40本、持鎗10本)を和田氏が担っていたようです(貫高による負担率は他の寄子の3.5倍)。お城の規模と軍役数は何となく整合しているように思われます。

坂田城主の井田氏に関する文書が残り、旧横芝町が「上総井田文書」として報告書を発刊しています。井田氏だけでなく、周辺の国人、城、軍役、山室譜伝記などを私にもわかりやすい新書レベルで解説されており、周辺のお城を巡られる方にはオススメです(ネットで閲覧出来ます)。

「ニッポン城めぐり」を始めるには?

「ニッポン城めぐり」は、iPhone・androidの両アプリに対応。
利用料金は無料、アプリ内の課金も一切ナシ!いますぐ城めぐりを始めてみよう!

スマートフォンからのアクセス方法

app store app store  ■iPhone
 AppStore で「ニッポン城めぐり」を検索。

google play ■Android
 Google play で「ニッポン城めぐり」を検索。

スマホを持って城をめぐろう!スマホでお城スタンプラリーゲーム「ニッポン城めぐり」 ニッポン城めぐりとは? GooglePlay Appstore