神余城

神余城([館山城  周辺城郭])

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神余城の口コミ情報

2022年10月05日 【国替準備】国府左京大夫城介


安房の名族神余氏の居城

【歴史】
築城年代は不明。
神余(かなまり)氏は、壬申の乱で功を挙げた忌部色夫知(いんべのしこぶち)の子孫といわれ、平安時代末には、安西氏や丸氏と共に安房国衙の有力な在庁官人となり、鎌倉時代には御家人として安房郡司に任じられていた。しかし、室町時代中頃の当主である神余景貞は家臣の山下定兼の下剋上により、神余氏は滅ぼされます。その後、下剋上を行った山下氏は、安西氏・丸氏によって滅ぼされます。
同族として、越後の上杉氏に仕え、謙信の配下として京都雑掌・外交官を務め、御館の乱で上杉景虎に味方した神余親綱がいます。

この神余氏は、南総里見八犬伝にも登場しています。物語の序盤に敵役として登場する山下貞包(前述の山下定兼がモデル)と玉梓によって謀殺された神余光弘(何故か滝田城が居城になっていますが)が登場します。そして、玉梓は死の間際に呪詛をはき、八房が里見義実に伏姫を恩賞で求める遠因となっています。つまり、南総里見八犬伝では神余氏が存在しないと、物語が始まらないというある意味一番重要なポジションにいる存在です。

【遺構】
館山城の南東5.8kmに標高50m(比高20m)の山城です。
主郭は土塁で囲まれており、虎口らしき箇所もある。南側にはやや幅広の堀切があり、その先に段曲輪がある。主郭の北側の段曲輪は墓地となっている。
主郭の一角に石積みで囲まれたスペースがあるが、炭窯の跡らしい。
また、城の南側にある神余小学校付近に居館があったといわれる。

【感想】
南総里見八犬伝にも登場する神余氏の居城です。神余氏自体は、早々に歴史上からは退場していますが、この地域を里見氏が治めてから暫くの間は、里見氏に利用されていたと思われます。ここは、山間の街道沿いにあり、白浜城から最も近い城であり、千田城や稲村城へと続く中継点的な役割を担っていたと思われます。
数年前までは、地元でも何らかの活用をしていたようですが、ここ最近はあまり手入れされていないのか、藪城と化しています。

【アクセス】
①館山駅からバス(安房白浜行き)で、神余小学校前で降車し、徒歩1分未満。
②館山駅からレンタサイクルを利用して、約30分。

【写真】
①神余地区案内図
②遠景
③登城口
④神余城から居館(神余小学校)を望む
⑤堀切の城塁部分
⑥南側の段曲輪
⑦炭窯跡
⑧主郭

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