石丁場跡らしき断崖
石丁場跡らしき断崖([造海城 遺構・復元物])
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石丁場跡らしき断崖の口コミ情報
2021年04月30日 愛甲太閤【相模の狂人】
砲台跡のあった曲輪の北側、尾根の裏に隠れるような位置関係で、谷に面した急斜面が幅数十メートル、高さ10mほどの規模で垂直に削り取られています。様子が房州石の丁場と似ていて、恐らく城の遺構ではなく、幕末か明治以降の石丁場と思われますが、情報がほとんど無く、定かではありません。
崖はほぼ垂直になっており、東側の面には平行する横線が無数に入っています。平場掘りの採石で出来る跡と同じように見えます。西側半分は横線はほとんど見えず、ノミの痕らしいものがたくさん見えます。
城内にはこの崖の他に横堀や岩盤堀切、近くには切通し隧道がありますが、岩に刻まれた削り痕はこれらのどれとも違っているように見えます。このあたりの調査結果を知りたいものです。
城の近くには房州石の一大産地であった鋸山がありますが、事と次第によってはこの城も鋸山のようにボコボコにされていたかもしれないと思うとゾッとします。反面、日本の近代化の一翼を担う存在であったかも知れないと考えるとワクワクしてきます。今後の調査に期待したいところです。