沼闕城
沼闕城([桜井城 周辺城郭])
桜井城 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:周辺城郭)、「沼闕城」の地図・口コミがご覧頂けます。
※「ニッポン城めぐり」アプリでは、スタンプラリースポットとなっている3,000城それぞれの地図に、周辺城郭や史跡など、様々な関連スポットを自由に追加できます。
沼闕城の口コミ情報
2022年03月11日 国府左京大夫城介
椿の海の北に位置する沼闕(ぬまかけ)東氏の居城
【歴史】
築城者は、沼闕東氏初代の東盛胤(?~1299?)。築城年は不明だが、鎌倉時代中期あたりか。
遺構からも戦国期も使用されていたようだが、詳細は不明。小田原征伐によって、北条氏が滅ぶと、それに従っていた東氏も滅んだと伝わっている。
徳川家康の関東入封の際、松平定勝がこの地に3,000石で入部している。
別名:小南城、沼掛城
【遺構】
桜井城の東2.5kmに位置する標高50mの台地上に築かれている。
現在は「東庄県民の森」となっており、福聚寺(ふくじゅじ)の境内が主郭であり、その周囲に土塁、空堀、腰曲輪、堀切、竪堀などの遺構が残っている。
福聚寺は、椿の海を開拓した鉄牛和尚が開山し、そのお墓もある。なお、墓石は伊達綱村、稲葉正往から寄進されたものです。
【感想】
沼闕城は、「東庄県民の森」という公園になっているため、遺構が改変されている箇所が見受けられる。特に、西側の尾根を切断する堀切は、遊歩道を作ったためか、かなり浅くなってしまっている。また、福聚寺の東側に空堀があるが、半分ほど埋められてしまっている。
しかし、北側の腰曲輪には、竪堀や横堀に加え、貯水池らしきものが綺麗に残っています。また、主郭部分の土塁は高くはないが、大部分は残っています。
公園ということで、しっかりと整備されているため、見学自体はしやすいお城だと思います。
【アクセス】
JR成田線下総豊里駅まで徒歩で1時間。
東庄県民の森第2駐車場が一番近い駐車場です。
【写真】
1:標柱
2:土塁
3:福聚寺脇の空堀(薮でかなり分かりにくいですが😅)
4:西尾根の堀切
5:腰曲輪につながる横堀
6:福聚寺(主郭)
7:鉄牛和尚の墓
8:干潟八万石(旧椿の海)を望む