見廣城
見廣城([桜井城 周辺城郭])
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見廣城の口コミ情報
2021年09月07日 国府左京大夫城介
下総では珍しい高低差を利用した連郭式の城
【歴史】
築城年代や築城者は不明だが、嶋田三河守義広の居城と伝わっている。永禄年間(1558~1570)に、正木時忠による東総侵攻により、落城し、城主の嶋田三河守は利根川方面へ落ち延びる途中に捕らえられ殺された。また、嶋田三河守は、常陸の島崎城主の娘を妻としている。
【遺構】
旭市見広にある標高50m舌状台地の先端に築かれており、かつては椿の海の東側湖畔に存在する要害の地であった。下総では珍しく段曲輪が複数存在する連郭式の城郭で、規模は南北約300m、東西約80m、高低差40mである。
主な遺構として、主郭北側の深さ10mほどの空堀、主郭の縁には土塁、二の丸には物見台、主郭・二の丸を中心に複数の段曲輪が残っている。
城の北側にある雷神社は、景行天皇が123年に創建し、千葉氏・源氏・松平氏といった多くの領主からの崇敬が篤い神社です。
【感想】
見廣城を登城する前に、必ず雷神社に立ち寄ってください。神社には見廣城の資料があり、リア攻めの一助となります。宮司さんはお話好きなので、色々な話をしれくれます。自分は聞くことが出来ませんでしたが、もしかすると見廣城の話もあるかもしれません。
雷神社駐車場の南側にある小道から見廣城へ行くことができます。しばらくすると、大きな空堀が出迎えてくれます。空堀を降りると、浅間神社の鳥居がありますので、そこを登ると主郭部分に到達することができます。
主郭と二の丸は地元の方々によって整備されているので、基本的には歩きやすいです。ただし、主郭の中央部分は笹薮となっており、その部分の遺構は分かりません。主郭から二の丸に降りていく途中に複数の段曲輪があり、物見台脇を通っていくと麓に行けますが、個人宅っぽい場所だったので最後まで行っていませんが。
切り立った舌状台地に築かれているので、両脇は断崖のため、北側の台地か南側の麓から攻めれません。守備側としても北に空堀、南は段曲輪による防御を固めたといったところでしょう。
宮司さんからお城の話を聞くことを含め、もう一度再訪してみたいお城です。
【アクセス】
総武本線倉橋駅から徒歩15分または飯岡駅から徒歩25分。
雷神社駐車場、利用可。
【写真】
1:登城口
2:空堀
3:浅間神社鳥居
4:主郭西側の土塁
5:石碑
6:段曲輪
7:物見台脇
8:雷神社