助崎城

助崎城([長沼城  周辺城郭])

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助崎城の口コミ情報

2021年03月02日 国府左京大夫城介


千葉六党の一つ助崎大須賀氏の居城

【歴史】
築城年代は諸説あり不明。小田原征伐後に廃城になったと思われる。
築城者は、千葉六党の一つ大須賀氏で、後に松子大須賀氏(本家)と助崎大須賀氏(分家)に分裂している。

【遺構】
尾羽根川の北にある比高20mほどの台地に築城されており、3つの郭から構成されている。
南端にある1郭は元々方形居館を戦国期に改良したのか、周囲を横堀で囲み、更に外側の土塁を高くすることで、深いところで10mほどの高さがある。また、北側は二重の空堀となっている。
1郭と2郭の間は、5,6mほどの切通(現在は道路)となっており、2郭自体はほぼ畑となっているが、西側には腰曲輪がある。3郭は、ほぼ藪と化しているが、高台に入るあたりに人一人が通れるほど虎口が残っている。北側にある乗願寺が大手門にあたる。
また、ここから南東1.4kmほどにある圓通寺には、助崎城が廃城時に東表門と大手門が移築されたと伝わっている。

【感想】
1郭を囲う横堀が圧巻で見応えがあります。深く幅広な横堀は戦国期の房総の城では、かなり珍しいと思います。史料等によると、大須賀氏は北条氏にかなりこき使われていたようで、結果として北条領内の城を見る機会には恵まれたようです。その成果が助崎城の横堀となったのかと思います。ただし、あまり整備されていなく横堀は藪や倒木で一周するのはほぼ不可能なのが残念でたまりません。1郭の南東部には、千葉氏ゆかりの妙見石仏がありますが、石灯篭が倒れっぱなしになっているのは…
助崎城の大手門にあたる場所にある乗願寺の住職は、国定忠治の子分である板割の浅太郎の養子の子孫にあたるとのことです。住職によると、昔は大須賀氏の法名が刻まれた梵鐘があったようですが、太平洋戦争時に供出してしまったそうです。 

【アクセス】
成田線・久住駅から徒歩で45~55分。
東表門と大手門がある圓通寺は助崎城から徒歩20分。

【写真】
1:標柱
2:1郭と2郭間の切通
3:1郭の横堀
4:1郭の妙見石仏
5:2郭の腰曲輪
6:3郭の虎口
7:伝東表門
8:伝大手門

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