道場台城
道場台城([本佐倉城 周辺城郭])
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道場台城の口コミ情報
2025年04月25日 マグロ常陸介祐平
お城の来歴などは不明ですが、千葉氏本家の隠居城とされる鷺山城から300m程の台地に築かれており、千葉氏関連のお城であるのことは間違いなさそうです。城址に建つ「教明山 西光寺 千葉院」は、鷺山(公津)城主とされる千葉良胤と子の當胤の墓及び、千葉氏家老の円城寺氏と斎藤氏墓所となっているようです。但し、お寺そのものは公津台方麻賀多神社近くにあったものを寛文年間(1661~1673年)に公津城の跡地に移転したとされており、お墓ごと移転したのかは不明です。寺伝でこの地を公津城としているところは、興味深い点です。
現在、麻賀多神社の近くに建つのは超林寺で、応永10年(1408年)に千葉輔胤が創建したと伝わり、お寺の創建よりも古い、観応2年(1351円)の年号の入った千葉(平)貞胤の供養塔があり、宗派は違いますが、関連を感じます。
江戸期以降寺社地だったこともあるかとは思いますが、台地上は広い削平地となっており、お寺には見えない簡素な本堂の南側には、お墓の周りに古墳に接続した土塁状の土盛りが見られ、お寺に通じる北側からの入り口や南側の切り通し付近も、虎口状の地形が見られますが、縄張りを描ける感じではありません。東北側には、切岸状の崖下に狭い腰郭状の削平地がありますが、遺構でしょうか。東に伸びる台地の延長は、薮がひどく探索出来ていません。
城郭であることを疑ってしまい念の為、埋蔵文化財包蔵地を調べてみると、
・遺跡名 台方目出池内遺跡
・種別 包蔵地 城館跡
・年代 古代(古墳)、中世
・遺構,遺物 城館(郭・曲輪〈腰郭〉・土器) 土器類(土師器)
・備考 道場台城跡
とありました。