宿内砦
宿内砦([臼井城 周辺城郭])
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宿内砦の口コミ情報
2024年09月09日 あんどー主計頭
現在は宿内公園となっています。駐車場ありますが、少し分かりづらく「宿内公園」表記の碑の先にあります。三方を崖のような形になっている山城です。主郭に通じる虎口や土塁がしっかり残されています。駐車場からすぐの登城口のほかに、墓地の先にある登城口、裏側の民家の先からの登城口3箇所ありました。
2021年09月26日 国府左京大夫城介
臼井城の守る砦群の一つ
【歴史】
築城者、築城年代は共に不明。
臼井城は太田道灌や上杉謙信といった歴戦の将に攻められるなど、下総の重要拠点だった。その臼井城を守るために5つの支城群(宿内砦・稲荷台砦・洲崎砦・仲台砦・手久里砦)が築かれた。永禄年間に城主が臼井氏から原氏に代わっており、支城群は臼井氏か原氏のどちらかが築城したものと思われる。
【遺構】
臼井城から南東500mにある比高20mほどの舌状台地に築かれており、現在は宿内公園(たんぽぽの丘)となっている。他の支城群はほぼ遺構が消滅しているが、この宿内砦は遺構の保存状態がよく虎口、土塁、空堀が残っています。主郭部分を中心に段曲輪が配置されており、特に南側の台地接続部からの侵攻を防ぐかのように、かなり大きな空堀が掘られている。
【感想】
臼井城の周囲を守る支城の中で、唯一遺構がほぼ完全な状態で残っており、公園として整備されていることもあり、遺構もかなり見やすくなっています。
主郭の南側の空堀はかなり広く幅が10m近くあり、現在はかなり浅くなっていますが、往時はもっと深かったと思慮されます。更に、土塁も主郭の南側にしかありません。これは三方が崖になっており、唯一の南側のみが台地との接続部になっていることから、南側からの侵攻を想定しるからだと思います。また、この空堀は、支城としてはかなり幅が広く、それだけ臼井城が重要な拠点であったことを証明しているように思えます。
さて、話とは変わりますが、「おかえりモネ」の主題歌を歌っているBUMP OF CHICKENというバンドを御存じでしょうか。彼らの出身はこの臼井城周辺らしく、「続・くだらない唄」という曲に出てくるタンポポの丘は、この宿内砦のことを指しています。
【アクセス】
京成臼井駅から徒歩10分。
登城口は3箇所あり、北側の臼井郵便局前、西側の長源寺墓地脇、南側の公園駐車場があります。
【写真】
1:南側登城口
2:主郭
3:虎口
4:空堀
5:土塁
6:主郭東側の段曲輪