正覚院館
正覚院館([米本城 周辺城郭])
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正覚院館の口コミ情報
2025年10月21日 マグロ常陸介祐平
八千代市郷土博物館の近くにある、正覚院(写真1枚目)が城址となります。谷戸式の居館で、保元年間(1156~59年)に正覚院(鴨鴛寺)を建立した平入道真円が築城したとされています。正覚院自体は、八千代市の東北部の保品に創建され、室町時代に現在の館跡に移ったとされています。保品地区に現在住まわれている清宮氏は、真円の子孫とされているようです。
郷土博物館のパネルによると、正覚院は平胤広により天文5年(1536年)に再興された記録があり、胤広は村上氏以前の米本城主の可能性があるとのことでした。同時代の平胤広は、原一族の原九郎兵衛胤広と小金城主の高城越前守胤広がいるようです。
谷戸式のお城ということで、東・北・西の三方が台地に囲まれており、開放されている南側は土塁で守られています(写真2~5枚目)。また、北側の台地上には、藪で見づらいですが立派な空堀(写真6枚目)が見られます。
正覚院の墓地には、応永18年(1411年)に建てられた宝篋印塔があります(写真7枚目)。妙吽禅尼という女性の三十三回忌に子供により建てられたもので、お城との関わりも考えられるようです。また、延宝年間(1673~81年)に建てられた釈迦堂(写真8枚目)は市の文化財、釈迦堂に祀られる木造釈迦如来立像は、鎌倉時代後期の作とされ、県の文化財に指定されています(4月の花まつりに公開)。









