楠ケ山城
楠ケ山城([金堀城 周辺城郭])
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楠ケ山城の口コミ情報
2025年05月09日 マグロ常陸介祐平
楠が山館から南に300m程に位置する青蓮院・湯殿神社が楠が山城となります。二つの曲輪で構成されており、東側の青蓮院は土塁に囲まれ、西側の湯殿神社は土壇上に建てられており、空堀で仕切られています。また、湯殿神社の参道はかなりの急坂で、竪堀のように見えなくもありません。
お隣の楠が山館は、吉橋の香取山城が落城した際重臣の吉橋一族が逃げて住んだ場所と伝わるようですが、青蓮院の墓域には江戸時代以後のものですが、吉橋氏の立派なお墓が並んでいます。
船橋市の解説では、「寺の北と西に残る土塁は城館としては疑問で、外側に堀の痕跡も見あたらないことから、城址の可能性は乏しい」としています。確かにお寺と神社の境界以外に土塁に伴う空堀は見あたらないので、土塁はお寺としてのものかもしれません。
青蓮院の歴史は古く、治安2年(1022年)に千葉五郎胤祐が出家して智岸和尚となり開創したとされ、三尊絵像は八木ケ谷式部胤宣の女(むすめ)智俊尼の守り本尊と伝わるようですが、こちらの話も伝説の域を出ないようです。