愛宕山古墳
愛宕山古墳([馬加城 寺社・史跡])
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愛宕山古墳の口コミ情報
2020年08月09日 山内右兵衛佐伊右衛門俊胤
千葉常胤の妻で嫡男胤正から6男胤頼までの兄弟全員の実母である円寿院の塚墓とされている。伝承によれば「治承の頃(1177~1181)、円寿院は故あって身を海中に沈めた。亡骸は漁師の網に懸り、長男の胤正が身元確認に訪れた。自身の母である事を確認し深く嘆いた胤正は、母の遺体を須賀原愛宕山に葬った。」という。
本当に入水したかどうかは不明だが、円寿院は寿永元年(1182)8月18日に行われた万寿(源頼家)のお七夜の儀式を夫の常胤、そして6人の息子達と共に仕切っている為、少なくとも治承の頃に入水したというのは誤りであろう。
御家人の妻とはいえ、常胤ほどの人物の妻が入水したとなれば、何らかの記録が残りそうなものだが、あくまで伝承が伝わるのみである。さらに言えば、愛宕山古墳は出土物から古墳時代に築かれた可能性が高いとの事で、恐らくは後世に起きた別人の事件などや愛宕山古墳・真蔵院の存在が、円寿院に纏わる伝承を形作ったのではないかと考えられる。