寺方大屋敷
寺方大屋敷([関戸城 周辺城郭])
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寺方大屋敷の口コミ情報
2025年09月09日 いれぶん武蔵守
寿徳寺・山神社・観音堂のある谷戸の奥には大屋敷という地名が残り、中世初期の主豪屋敷があったと伝えられる。この付近は昔の多摩の景観をよく残している場所である
多摩市教育委員会
(案内柱全文)
関戸城とされる山の中で発掘調査がしっかり為されているのは壽徳寺観音堂・納骨堂・駐車場がある一角です。後北条家臣で関戸城守将である佐伯一助道永が出征・戦死(1541年)した為、嫡男佐伯参阿守道也が供養し寺を中興したのですが、その時の壽徳寺はこちらに有ったと伝えられています(壽徳寺HP他)
発掘調査では寺以前の時代の大きな屋敷跡と思われる遺物等が現れていて、中世初期の土豪居館だとされていますが、西の百草城・東の大丸城と同じく城主等は伝わっていません。扇谷上杉氏の勢力が地域を制していた時代と思われます
後北条家臣佐伯氏館跡は山の東側にある延命寺境内付近とされていて、鎌倉道や関戸の渡しを警戒しやすい位置を占めています
佐伯氏が中興した時には山神社やとりで公園、現在の壽徳寺のある一角も寺領であったとされます。高低差の大きい寺領はそこかしこに人の手が入ったかに見える平坦なヶ所があり、大栗川やその先の多摩川対岸、百草城をはっきり捉える眺望に、かっての関戸城を想い抱ける様に感じました