由比の牧趾

由比の牧趾([小田野城  碑・説明板])

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由比の牧趾の口コミ情報

2023年11月20日 いれぶん武蔵守


「由比牧址」
一三〇〇年前の文武天皇の御代(六九七年飛鳥時代)、優秀な軍馬と良質な馬を皇室に献納することを目的に、全国に国営の牛馬を育てる牧場(官牧)三九箇所と皇室に馬を供給するための牧場(勅牧)三二箇所が天皇の命により設置されました。皇室に貢納する牛馬を育成する「勅旨牧」は、上野国、信濃の国、甲斐国、武蔵国の四カ国に置かれ、そのうち武蔵国には「立野牧」「由比牧」「石川牧」「小川牧」の四箇所が設けられたと『延喜式』にあります。
この四つの勅旨牧の位置に関しては諸説ありますが、東京都八王子市にあったとされる由比牧以外はどこに所在したのか良く分かっておりません。由比牧のみは浅川と八王子城址のある丘陵地帯に囲まれた弐分方町・四谷町付近に比定されています。
由比の呼称は、時の長官由比宗弘がこの地を支配していたことからきています。また、当時の国造が由比の牧の守護人として大巳貴命(おおなむちのみこと)を奉斎し、太政官符により日枝神社(弐分方町切り通し所在)を創建したとの古伝承があります。
弐分方には牧堀と称する人工的に高く築かれた土手があり、上部に堀がつくられていました。これが現在の野堀川です。この堀は、牧場の柵でもあり馬の水飲み場でもありました。近年に至り、台風などの浸水被害がでたことから改修工事が行われ、現在の水路となっています。
また、この地は「弐分方原」と称され、現在、原地区と呼ばれている所以であります。
(八坂神社奉賛会による説明文を抜粋)

野堀川水路は外側に緑道が付随されているところが多く、野堀川自体、由比牧が存在した時代と同じ位置とは限らないが、土塁状の牧堀跡であると看做すのも面白いと思います。水路を辿ってみると、脇の道路が不規則に広がり緑地を伴っている箇所もあり、これも牧堀跡なのかもしれません。大沢川までが牧の範囲かと思いましたが、調べてみると元八王子小学校の西にも、土塁状遺構が昭和30年代にも残っていたそうです。弐分方公園と言う名はその名残でしょうか。遥かな古の日奉氏一族を偲んで、緑道を歩んでみました。

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