尾根割防御台

尾根割防御台の口コミ情報

2025年12月08日 愛甲左京大夫【相模の狂人】


城域からはずいぶん離れていますが、西側の尾根続きからの侵入に対する防御のために築かれた立派な堡塁です。
天端はやや丸いですが水平に続いていた尾根が突然バッサリと切られて落差10メートルばかりの壁になっています。石積もあったようですが現状は落ち葉や草、灌木などで分かりづらいです。道は尾根の南側を下っていき、壁の向こう側は長さ20メートルほどの細い土橋状になっています。西からの寄せ手は10メートルの壁の前で一列縦隊にさせられ、上から矢弾を受けることになります。
20メートルほどという土橋の長さは、鉄砲の射程を意識したものでしょうか。

（アクセス）
八王子城本丸下から休憩などを除いて1時間半ほどかかります。詰城などの見学込みでワンデイハイクにちょうど良いぐらいのコースタイムと思います。
詰城、富士見台、杉沢の頭そして高ドッケ前後にかなり大きなアップダウンがあるので体力が必要です。山道や道標は整備されていますが携帯電話の電波は全く入らないので、登山アプリは地図の事前ダウンロードが必須です。