熊野神社
熊野神社([八王子城 寺社・史跡])
八王子城 に投稿された周辺スポット(カテゴリー:寺社・史跡)、「熊野神社」の地図・口コミがご覧頂けます。
※「ニッポン城めぐり」アプリでは、スタンプラリースポットとなっている3,000城それぞれの地図に、周辺城郭や史跡など、様々な関連スポットを自由に追加できます。
熊野神社の口コミ情報
2025年04月02日 いれぶん武蔵守
応安年間(1368年)の頃、片倉城主毛利備中守之師親が創建したとされ、その後天正元年(1573)北条陸奥守氏照が中興している神社です。
下記に挙げられている"月夜峰"は、共立女子学園敷地内とされていて、その由緒は植田孟縉による「武蔵名勝図会」に伝えられています。学園内には「名勝 月夜峰」の石碑が置かれています
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昔の恋の物語(縁結びの木)
今から四百年の昔 八王子城主 北条氏照の家臣、篠村左近之助に安寧姫という、美しい娘がおりました。氏照はこの娘をたいへんかわいがり、城下の月夜峰で催される宴には、いつもそばにおいていました。
宴ではよく獅子舞が演じられその中にひときわ上手に笛を吹く、狭間の郷士の息子という若者がいました。氏照は笛の名手でありましたから、この若者を宴に呼んでは笛の音を楽しむのでした。
安寧姫とこの若者はしばしば顔を合わせることになり、いつしか恋が芽生えるようになりました。そしてこの木の下で逢瀬を重ねていたという。
その後二人がどうなったか定かではありません。(古老の話)
この木は樫と欅が根元が一緒になって成長した相生の木でしたので、いつしか「縁結びの木」と呼ばれるようになりました。この木の根元に自分の名前と思いを寄せる人の名前を書いた小石二つを置くと、願いが叶うと言われています。
(境内にある縁結びの木にまつわる伝承を記した案内看板全文)