甲州街道小原宿本陣
甲州街道小原宿本陣([八王子城 寺社・史跡])
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甲州街道小原宿本陣の口コミ情報
2025年07月28日 ラッセル小弓公方刑部少輔
江戸時代になって甲州街道の宿場として整えられた。
この小原宿は、江戸から9番目の宿場で、小仏峠を前にして重要な宿場でした。小仏宿から来た人や荷物は与瀬宿まで継ぎ立て、反対に江戸方面には与瀬宿から小原宿を通り越して小仏宿へ継ぎ立てる方継の宿場として栄えた。
旅籠は7軒あり、一般の旅人のほかに、富士山や身延山にお詣りする講の人々も多く泊まった。
本陣とは、江戸時代初期、参勤交代が行われるようになって、大名行列をしながら江戸と領国との間を往復する時、大名が泊まる宿のことを言う。
本陣は、清水家の建物が使われ、母屋は桁行13間梁間7間、入母屋造です。内部は大戸口を入ると土間、その奥には16畳ほどの板敷があり、大名が宿泊した上段の間もそのまま残されている。
当主の清水家はもともと北条家の家臣で、江戸幕府によってこの地で本陣、問屋などの役割を授かった。
この本陣を利用したのは、信州の高島藩、高遠藩、飯田藩の大名と甲府勤番の役人だった。
この本陣に泊まりきれない家来たちは、脇本陣や旅籠に分かれて泊まった。
大名の宿であった本陣という建物は、神奈川県下では、東海道と甲州街道で合わせて26軒あったが、現在建物として残っているのは、小原宿本陣1軒だけとなつており、大変貴重な建物です。