礼羽氏館・礼羽陣屋
礼羽氏館・礼羽陣屋([騎西城 周辺城郭])
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礼羽氏館・礼羽陣屋の口コミ情報
2024年03月31日 マグロ常陸介祐平
ここ礼羽(ライハ)は、野与党で吾妻鏡の中で和田の乱において朝比奈義秀に討たれた礼羽蓮乗坊の名が見られる礼羽氏が館を構えた伝承があり、家康の関東入国時に礼羽周辺に知行地を与えられた旗本の設楽貞清が陣屋を構えた土地です。貞清の妻は大久保忠世の娘です。
館と陣屋の標柱(共に伝承とされています)がある道路の一本南の通りには、加須市の文化財に指定されている縄文時代の石皿を所有する旧家があり、南から東側にかけて構堀(水堀)が見られます。大身の旗本(当初1500石)の陣屋としては土塁も見られず少々控えめな気もしますが、風土記稿には「陣屋跡アリ」と記されており、江戸時代後期に遺構が残っていたようですので、こちらの可能性もあるように思えます。標柱の説明には、「設楽家は江戸に屋敷を持ち年貢徴収などの領地支配のため陣屋を置いた」としていますが、年代的に初期には在住したものと思われます(旗本の江戸在住は寛永初期)。
近くの香積寺には、設楽家累代の墓があります。