九左衛門屋敷(関根氏館)

九左衛門屋敷(関根氏館)([春日部氏館  周辺城郭])

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九左衛門屋敷(関根氏館)の口コミ情報

2026年09月26日 マグロ常陸介祐平


久喜青柳村や岩槻裏慈恩寺村の関根氏同様に、広沢氏の系統とされる春日部の関根氏の館です。風土記稿の粕壁宿の旧家者九左衛門として「関根を称す。先祖某、郡中関根村を領し、即ち居住し、在名をもて関根と称すと云ふ。其の後真蔵宗氏なる者、時の兵乱を避け、当所に来りて隠棲す。宗氏卒後、其の子・父が菩提の為めかれが墓所へ庵室を結び、真蔵庵と名付け、其の後願ひ上げて一寺とすと云ふ、今の真蔵院是れなり。真蔵より数代を経、天正年中、図書と称せし者、北条氏に従ひ、戦功によりて氏繁より感状を賜ひ、且つ鱗の紋を許さる。外に深井・佐枝へ円阿弥が奉りて出せし文書、及び御入国の後、岩槻城主高力より与へし書あり、図書が卒年詳ならず。夫より十四代をへて今の九左衛門に及ぶ。」と記され、感状の写しが後に続きます。郡中関根村は、現在の行田市関根を指すようです。また、文中にある感状は、元亀4年(1573年)関宿に勤番していたところ粕壁での戦闘に駆けつけて敵を討ち取った功績に対する北条氏繁からのものです。春日部市郷土資料館では、関根氏の文書に関する展示が見られます。

関根氏の系図によると、関根図書は新田義貞の後胤広沢尾張守重信の孫となっており、岩槻裏慈恩寺の関根氏とは若干異なっています。また、文政期までは本姓藤原を称していたようで、埼玉苗字辞典では広沢氏後胤は後世の附会としています。

ネットの情報では、館の場所を関根図書の墓がある真蔵院(写真4~6枚目,元々は武里よりにあったとされる、図書の墓あり)や、関根図書が強弓を放ちその矢が落ちたところに勧請したとされる元新宿八幡神社(写真3枚目)を「九左衛門屋敷」の場所としていますが、「山と渓谷オンライン」の目黒駅は品川区さん(かなりのマニアと見ました)のマークした場所(写真1,2枚目)に位置登録させて頂きました。企業の敷地となっており、西側と南側に水路が見られます。資料館の学芸員さんのお話では、その近辺だとは思うが、場所は特定できていないとのことでした。

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