西別府館
西別府館([別府城 周辺城郭])
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西別府館の口コミ情報
2024年10月16日 マグロ常陸介祐平
成田助高の次男の別府次郎行隆の長男太郎義行が東別府に居住し、次男次郎行助がここ西別府に居住したとされます。新編武蔵風土記稿には、陣屋跡として「村の中程にあり、別府氏の居住の地と云、今は陸田且百姓の屋敷となれり」とあり、江戸時代後期には遺構は残っていなかったようです。
近くにある安楽寺は、西別府氏の菩提寺で、行助から4代目の頼重(文和3年,1354年卒)の板碑形式の墓があります。板碑としては珍しい官途の刻まれたもので埼玉県指定の史跡となっています。
西別府氏に関しては資料が少なく、事績等よくわかっていないようです。成田分限帳にも西別府氏と思われる者は見あたりませんが、上杉氏の関東幕注文には成田下野守の親類として、別符治部少輔と中務少輔の2名が記載され、埼玉苗字辞典では中務少輔を西別府氏か?としています。
安楽寺は、藤原不比等が三尊を安置して養老年間に草創され、のちに別府行隆が六阿弥陀を追加して九品仏堂としたとされます。現在の九品仏は江戸時代のものですが立派な仏様で、ガラス越しに覗いていたところ、住職が現われ、鍵を開けて拝観させていたきました(不審者と思われたのかもしれません)。