増田氏館

増田氏館([平山館  周辺城郭])

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増田氏館の口コミ情報

2026年03月07日 東堤北星


行雲流水 蛍訪う 文珠の地 ― 兜太

日本三大文珠のひとつである五台山文珠寺を比定地とする増田氏の居館です。

築城者は増田重富という室町時代に古河公方に仕えた人物だそうです。この人物、出自などはよくわかっていないそうです。しかし深谷市の増田氏館、小川町の高見城など、埼玉県北部に重富の居城や居館とされる遺構が結構沢山あるのでそれなりの有力者だったと考えられます。

長享2年(1488)に扇谷上杉氏・古河公方vs山内上杉氏の高見原合戦があり、重富は古河公方足利政氏の家臣として高見城を守りましたが山内上杉顕定に攻略されたため高見城で自刃したそうです。
なお、この対立の際に増田氏館(熊谷)から高見城に居城を移したという説と、増田氏館(熊谷)は居館のままに対山内上杉氏の要塞として高見城を守ったという説があります。
文珠寺の案内には「現在の文殊寺は四つ山城(※高見城のこと)城主の増田四郎重富公を中興の開祖とする」とあるため、高見城に移ったあとも重富にとって重要な地であったことが伺えます。

現在館跡には文殊寺があります。有名な寺ですので各種マップなどにも載っているはずなので場所に迷うことはないでしょう。館の遺構としてかまえ堀が残っています。こちらの堀は文殊寺の裏手、第二駐車場付近から立正大学沿いにかけて存在します。立正大学と文殊寺の境界にある道の文殊寺側にある堀がとくに保存状態が良いです。
なお、寺裏手にある雑木林にも遺構などがありそうな雰囲気はありますが、こちらは立ち入り禁止となっているため気になっても絶対入らないようにしてくださいね。

ちなみに、冒頭の句は文殊寺のある江南地域の里山を詠んだ金子兜太さんの作品です。寺の敷地内に句碑があります。

城郭基本情報
名称      増田氏館(ますだしやかた)
通称・別名   増田館
所在地     埼玉県熊谷市野原
分類・構造   平城
築城主     増田重富
築城年     室町時代
主な城主    増田重富
廃城年     長享2年(1488)か
遺構      堀、土塁
指定文化財   なし
復元      文殊寺
跡地      文珠寺、雑木林、立正大学、宅地
おすすめ度   ★★★☆☆
見学所要時間  10分
アクセス    国際十王バス文殊様バス停よりすぐ
服装目安    軽め

2023年10月08日 マグロ常陸介祐平


日本三体文殊として有名な文殊寺が城址です。文明年間に文殊寺を再建した、増田四郎重富の館とされているようです(深谷にも同人の館があります)。

本堂の裏にまわると土塁状のものが見えますが、伐採された枝を積んだものでした(写真4枚目)。さらに奥に進むと霊園があり、道路の手前に薄い土塁と堀が確認できます。土塁と堀は、寺の西側から北側へと続きますが、堀の巾は2m程度で、防衛面では心もとない構造です。堀が浅く雑草が生い茂っているため、写真では分かりづらいと思います(写真2,3枚目)。

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