幕府預り米蔵 武器役所跡
幕府預り米蔵 武器役所跡([忍城 碑・説明板])
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幕府預り米蔵 武器役所跡の口コミ情報
2019年09月09日 野呂利左衛門督休三
忍城史跡碑。忍城今昔地図ではここは堀で、もう少し南側の位置に当たります。
幕府からの預かり米や武器を保管した蔵が複数おかれていた曲輪です。
寛政年間(1789-1801)の忍御城内外絵図では「御武器土蔵」「御用米蔵」の文字があり、文政六(1823)年の文政年間忍城図でも該当する場所に青い屋根の白壁の長蔵が描かれています。
それらによれば武器蔵は二の丸の北東側にあり、該当する建物は3棟と見られます。米蔵は二の丸の北側に2棟、戌の二重櫓があった曲輪に1棟あったようです。この武器蔵の他にも巳の二重櫓(多聞櫓そばにあった)に火薬などが保管されていたようです。
また文政年間忍城図では武器蔵の南側に茶色の屋根の白壁の長屋状の建物が3棟描かれています。
米蔵には三千石の預かり米が保管されることになっており、幕府が資金を出す代わりに藩がこの量を常に維持しなければなりませんでした。しかし享保十六(1731)年の幕府の調査ではこれに満たなかったそうです。