畠山氏館
畠山氏館([本田城 周辺城郭])
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畠山氏館の口コミ情報
2024年03月18日 マグロ常陸介祐平
畠山氏の苗字の地で、畠山重忠が菅谷館に移る前の居館です。
畠山重忠公史跡公園として整備されており、畠山重忠主従6基の五輪塔や、嘉元二年に建てられた重忠百回忌供養の板碑、産湯の井戸、馬を背負った重忠公の銅像などが見られます。
風土記稿で古城蹟として、小土手が残ると記されている土塁の痕跡(写真6,7枚目)が今も確認出来ます。
近くの満福寺にも、風土記稿の絵図にも描かれている重忠廟を見ることが出来ます。
2022年04月20日 長森原
本田城から北西1.5kmの深谷市畠山の地に畠山重忠の館跡があり現在、畠山重忠公史跡公園となっています。畠山氏は重忠の父、重能の代で秩父郡吉田町から畠山に居を移して畠山庄司となっており、重忠公はこの地で生まれ育ったとされています。
館跡には、愛馬三日月を背負った畠山重忠像が建立されていました。日本全国、馬に跨った騎馬武者像は数多あれど、馬を背負った凛々しい武者像を見られるのは多分ここ深谷市だけではないでしょうか。
源平盛衰記・一ノ谷鵯越の逆落しの段で重忠は愛馬三日月を自ら背負って急坂を降り、周囲からその武勇と情けを称賛される場面があります。それに因んだ彫像と思われますが、デザイン的に難しい造形を作者の堀口泰造氏が上手に彫像化してあって感心しました。馬がいかにもサラブレッド体型なのが残念ですが、首短くてお腹ポコリン体型の日本在来馬では、芸術造形としては色々難しかったんだろうなと思います。
史跡公園にはその他、重忠公と家臣(本田氏の祖先含む)のお墓、百回忌供養板碑等が保存され、周囲にも登り旗を立てた重忠公ゆかりの寺社や史跡(鶯の瀬)が点在しており、鎌倉武士の鑑と謳われた重忠公を大事に思う郷土の方々の思いを感じました。