御嶽城

御嶽城([雉岡城  周辺城郭])

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御嶽城の口コミ情報

2025年04月17日 マグロ常陸介祐平


丹党安保氏の安保吉兼が文明12年(1480年)に築城したとされています。お城の麓には武蔵国二ノ宮の金鑽神社が鎮座しており、本殿は建物ではなく、当お城である御嶽山となっています。境内には多宝塔(国指定重要文化財)建っていますが、天文3年に安保弾正全隆の寄進によるものです。

御嶽城は、武蔵と上野の境目のお城として 度々登場します。天文21年(1552年)には、関東管領上杉方として北条氏により攻略されて金鑽山諸堂宇は焼き払われ安保泰広・泰忠は降伏し北条方の城となり、永禄13年(1570年)には武田氏による城攻めにあい落城、翌元亀元年には安保氏に代わり城主を勤めていた平沢(長井)政実を調略して武田方の城となり、元亀2年に甲相同盟が成立すると北条氏に引き渡されています。お城は、小田原の陣により廃城となったようです。

神社の奥から整備されたハイキングコースを登ると国の特別天然記念物「鏡岩」があります。断層面が地中でズレた際に摩擦によって出来たもので、遠方にある高崎城が落城した際に炎上する炎が写し出されたと伝わります。さらに登ると石仏群がある東郭に出ます。郭の入り口は虎口状で(写真6枚目)、背後には奥宮や護摩壇跡や弁慶穴が見られる岩山(写真3枚目)となっており関東平野を一望出来ます。見張りには最適な場所となっています。

東郭の向かいの山道を御嶽山(主郭)を目指して登ると手前に小さな堀切(写真8枚目)、主郭の切岸手前にも堀切(写真1枚目)が見られます。切岸(写真5枚目,男坂)をローブをつかみながらよじ登ると山頂のかなり狭い主郭(写真7枚目)に出ます。さらに北に進むと大きめな堀切があり、二段となっている2郭に出ます。2郭には東側と北側に薄い土塁(写真2枚目)が見られ、西側には一段下に腰郭がついています。主郭に戻り女坂を下ると直ぐに分岐点があり、新宿・秋葉神社方面に進むとやや大きめな堀切(写真4枚目)があります。東郭に戻り、石仏が並ぶ西側のコースを下り、法楽寺跡を見学し元の金鑽神社に戻ります。

主郭を中心に三方向に伸びる尾根を堀切で遮断するシンプルな縄張りです。何度か落城していますが、大人数が詰められるスケールはありません。堂宇が焼き払われたということですが、多宝塔が残ったのは奇跡だと思います。

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