鴻巣御殿
鴻巣御殿([源経基館 周辺城郭])
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鴻巣御殿の口コミ情報
2025年03月02日 マグロ常陸介祐平
鴻巣御殿は、文禄2年(1593年)に徳川家康により築かれた御殿で、鷹狩や領内視察の際に宿泊や休憩に使用されました。家光の時代まで使用され、寛永7年頃(1630年)頃を最後に使用されなくなり、明暦3年(1657年)の明暦の大火では、一部を解体し江戸城に運び、残りの建物が倒壊後の元禄4年(1691年)に跡地に東照宮を祀り、除地(免税地)としています。風土記稿には、御殿蹟として「今は畑となれり」とあることから、江戸時代後期には、遺構らしいものは残っていなかったようです。
風土記稿では、旧家者三太夫(長門守の子の隼人助は伊奈忠次から御殿普請の證状を受け、弟の子孫は御殿番)の先祖の長門守は、天文20年(1543年)に北条氏康の命をうけ、砦を築いたとされていることから、砦の跡に御殿を建てた可能性もありそうです。
御殿跡に建てられた東照宮は、明治三十年代に鴻神社に合祀されたと、東照宮前の説明板に書いてありますが、東照宮自体は「日本一小さい東照宮」として健在です(写真3,4,5,6枚目)。
鴻巣御殿は、「江戸図屏風」として絵画が残っており、鴻巣駅前の「こうのすシネマ」3階の市民活動センターにジオラマが展示されています(写真1,2枚目)。また、今の時期は、シネマの隣のエルミにて、雛人形のピラミッドを見ることができます(写真7枚目)。