西尾氏陣屋
西尾氏陣屋([伊奈城 周辺城郭])
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西尾氏陣屋の口コミ情報
2024年04月14日 マグロ常陸介祐平
三河東条城主吉良持広の子、西尾吉次が、家康の関東入部の際5000石をを与えられ陣屋を構えました。関ヶ原後の1602年に美濃で7000石を加増され、原市藩を立藩。養子の忠永が1616年に上野白井に移封となり陣屋は廃されたようです。現在、陣屋跡には「陣屋公民館」が立ち、北側には堀跡と思われる蓋のされた水路があるのみで、説明板などはありません。短期間とはいえ藩庁としての陣屋ですから、城域はそこそこの広さだったと思われます。
西尾吉次は、東条吉良氏の男子でありながら、東条・西条両吉良氏の和睦の影響や幼少の為、跡を継げず、織田信長に人質とされ、後に家臣となります。信長家臣として家康の取次を担当し、本能寺の変後に家康の家臣となっています。父の持広の養子は西条吉良氏から入った義安で、吉良義央は直系の子孫です。
吉次はじめ一族の墓は、東に500m程の場所にある妙厳寺にあります(上尾市指定史跡)。また、妙厳寺には、吉次が信長から賜った鞍と鐙が埼玉県指定文化財として保管されています(非公開)。
近くの放光院には西尾氏の後にこの地を知行した松下氏(900石取り)の供養塔があります(写真8枚目)。
2021年02月13日 お摂政
江戸時代初期にあった西尾氏の陣屋跡。土塁等はないが、周囲の水路が堀跡と思われる。