内出城

内出城([岩櫃城  周辺城郭])

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内出城の口コミ情報

2020年12月28日 国府左京大夫城介


岩櫃城の対岸にある崖端城

【歴史】
観応年間(1350~52年)頃に、秋間氏が築城したと伝わる。
吾妻三家(秋間・大野・塩谷)の一つであるが、文明年間(1469~87年)に大野(斉藤)義衡に攻め滅ぼされた。

【遺構】
岩櫃城とは、吾妻川を挟んで東岸にある南北200m・東西400mの台地上にあり、現在は、住宅や畑となっています。しかし、住宅や畑も城の造りをそのまま活用しており、曲輪の区割りや空堀・切岸などの形状をうかがい知ることはできます。また、西端には櫓台や吾妻川へ降りていく虎口や竪堀が良好に残されています。
なお、特に城を示す説明板はありません。

【感想】
見所は西端にある吾妻川へ降りていく虎口は、これぞ崖端の城と思わせる造りです。また、この虎口は吾妻川からの攻撃を想定していたのか、それとも吾妻川を利用した水運から兵糧や兵馬を輸送していた可能性もあるかも!
遺構の項でも書きましたが、城域は基本的に住宅や畑となっているが、往時の面影を十分に残しており、かなり広い城です。そのため、戦国前期の一豪族の居城としてはあまりにも広すぎるように感じました。もしかすると、岩櫃城を攻めるために、上杉・武田・北条といった諸勢力によって拡張された可能性も十分にあるもしれません。

【アクセス】
群馬原町駅から徒歩で約20分。
岩櫃城(平沢登山口駐車場)から徒歩で約30分。

【写真】
1:本丸北側
2:本丸と二の丸の間の空堀
3:二の丸の西にある空堀と櫓台
4:吾妻川への虎口(上から)
5:吾妻川への虎口(下から)
6:吾妻川への城道
7:4郭(右)と5郭(左)の間の堀切
8:北側から見た6郭

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