雉郷城
雉郷城([里見城 周辺城郭])
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雉郷城の口コミ情報
2021年03月08日 真田上野介信吉
雉郷城(きじごう)は、群馬県高崎市中里見町(旧榛名町)にある里見城の支城です。
永禄年間(1558~1570)に里見河内によって築かれたといわれています。
永禄9年(1566)武田信玄の侵攻を受け、箕輪城と共に落城しました。
城郭は、細尾根に直線状に堀切で6つの郭で区切られ、また主郭下に設けられた腰郭からなる山頂部と、麓は5つの郭に区切られ、相応数の兵を籠めることが可能であった段郭で構成されています。
それは趣の異なる2つの城郭を一度に楽しむかのよう。
このお城の最大の見所は、2郭と3郭の堀切から麓に向かって箱堀状に伸びる竪堀にあります。基本、山頂部の郭は笹藪だらけにあって、このような竪堀がしっかりと残っているのは見事。堀切から見た写真と、下から見上げた写真の両方を添付致しました。
6郭からはゴルフ場を見下ろしていますが、ここには緩やかな斜面や平場が見られることから搦手と想定します。
麓最上段8郭には真ん中に窪みが確認されることから門が置かれていたのではないかと思います。
以下、9~11郭は現在梅林となっています。
アクセスは、国道406号『上里見』の信号を安中方面の県道へ。そして林道に左折し、道なりに進むとスポット設定した登城口が右手に見えます。この辺りは少し広いので、路肩に駐車することになります。
林道が11郭と12郭を分断し、麓の段郭は梅林。また、山頂部は笹藪だらけからの切岸直登など。そして、案内板や説明板も一切ありません。
しかしながら、リア攻めして損のない素晴らしい城郭であると言えます。西上野攻略の際のリア攻めコースに雉郷城を是非。