吉崎城

吉崎城([国峰城  周辺城郭])

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吉崎城の口コミ情報

2023年01月29日 RED副将軍


年始に地元の城友さまにご同行頂いたグンマイナー城を忘れないうちに投稿📮

パックリ割れた岩盤堀切を含む五条の堀切が残る桜井氏の出城🏯

オススメ度 ★★★★⭐︎

築城年代は不詳。桜井右近将監の居城とされます。
桜井右近将監は小幡氏家臣で鷹ノ巣城の城代であった桜井丹後守の家老で、鷹ノ巣城の出城であった様です。
桜井氏は、山之内上杉氏、武田氏、北条氏とこの地の支配者が代わる中、情勢を巧みに読み存続しました。
1590年の豊臣秀吉による小田原征伐において上杉景勝勢の藤田信吉により攻略された様ですが、桜井氏は最終的に徳川氏に仕え、大阪奉行を務めました。

見所
標高453mの富士山の頂部に築かれています。
縄張りはピークに主郭を配し、登城途中に物見と思われるテラス状の小郭が二ヶ所ある至ってシンプルで小さな城です。
しかし、主郭東下にはパックリ割れた岩盤堀切、主郭から北尾根上には4条の連続堀切がで遮断された豪華な造りとなっています。
登ってみると分かるのですが、この富士山からは下仁田の街並み、街道、鏑川が一望できる要衝です。重要性は理解しますが、これほど急峻な岩山に5条の堀切はやりすぎと思います。

この日、最初に訪れたのが吉崎城。実は昨年11月にも訪れたのですがスズメバチの巣が登城路にあり、ルートは狭いため迂回も出来ず諦めた経緯があり2ヶ月振りの再訪でした。

ここの登城口は極めて分かりにくいです。県道193号から城域西側の山神神社の赤い鳥居が最初の目印です。そこからすぐ右手に登山口に続く道があります。民家に行く道にしか見えないので注意が必要です。
比高は215mですが斜面を一気に登りますのであまり時間はかかりません。但し、急斜面で滑りやすい土質の上に大量の落ち葉が被さり非常に足元が悪く苦労しました。おまけに捕まる木々が少ないです。滑落しない様に一定の装備が必要です。

2022年01月25日 【配龍】美海(ミミ)安房守


【吉崎城へのアクセス】
藤山(富士山)と言う山にあるので、地元の方に聞く時は「藤山」と聞くのが分かりやすいそうです😊
下仁田小幡線(国道193号)より鋭角に上がるように林道に入ります(道は狭いですが、林道入口だけ切り返せばRAV4位の大きさの車は入れます)
🅿️ 林道を進むと、左手の山側にギリ3台車を停められるスペースがあるので、そこに駐車させて貰いました。
その駐車スペースから、来た道方向に数メートル戻った辺りから山に取り付きます。
⚠️雰囲気的に林道の奥側に行きたくなるのですが、奥に行くと迷ったり、無理ゲー急斜面の横移動しないと主郭に辿りつかなかったりする事が多い危険な道らしいです⚠️
登城口の目印は、「杖をどうぞ」と書いた杖立てがあるので、そこを過ぎて直ぐに左手の山の斜面から登ります(この杖立ては、車で通ると気がつかない位の存在感の無さです😅)

踏み跡を辿り、道の無い急斜面をしばらく直登すると赤い鳥居⛩のある場所に出ます。その右上の山頂が主郭です。
主郭の北東側に5連堀切、南東側に岩を断ち切った2条の堀切があります✨
しっかりと仕事した素晴らしい遺構が見れますが、ここの山の土質は、パチンコ玉を小さくしたような砂利が沢山あり、冬は乾燥していて落ち葉と共にズルズルに滑ります。

特に南東の岩盤堀切は、急峻な斜面なのに足掛かり手掛かりが少なめで土質も滑りやすく、尾根両側の城塁はかなり急角度なので、堀切に降りる場合は十分に気をつけてください😊
またしっかりとした装備(特に靴)での登城をお勧めします。一旦滑落すると、急過ぎる城塁で、かなり下まで落ちてしまいそうな場所も多く危険です😅

遺構の残存はとても良く、素晴らしいお城✨
急峻な山上なのに中段曲輪群も含めると曲輪も小さいながらも幾つもあり、本城の鷹ノ巣城の支城として防衛網を担った砦だったのが感じ取れます✨
①登城途中
②鳥居の手前には物見台のようなスペースが3箇所ある
③南東の岩盤堀切(上から)
④主郭を見上げる
⑤〜⑧北東尾根の堀切

2021年04月27日 龍馬太閤【備中の麒麟児】


群馬県の下仁田町の吉崎城☆群馬の城友様と行ってきました♪張り付く場所が分からず鏑川沿いの程よい場所から直登☆城郭の位置は何となく分かっていたので、その方角に進んで行くと!やっぱりありました☆群馬といえば!そうです!鋭い山肌に岩盤が剥き出している堅固な場所に築いた城郭が結構ありますw個人的に高い所は苦手なので中々怖かったですw

吉崎城は桜井丹波守の家老…桜井右近将監の居城と伝わります☆桜井氏は鷹巣城の小幡三河守貞政の家臣でした☆
築城は鷹巣城の後で小幡三河守貞政が後を継いでこの吉崎城を築いて本城の鷹巣城の防衛を強化したものと思われています☆
この鷹巣城の小幡三河守貞政は初めは長野業政を盟主とする箕輪衆の一員として山内上杉氏方でしたが後に武田信玄が攻め入り武田氏に従います☆
武田氏が滅亡の際に上杉景勝を頼って越後へ奔りそこで没したと伝わります。

吉崎城を守っていた桜井氏は主君の小幡三河守貞政同様に山内上杉氏、武田氏から滝川氏、更に北条氏に従って巧みに生き抜きました☆近世に入ってからは徳川氏に仕え大阪奉行を務めていた様です☆

残る遺構としては連続堀切(5連続)、竪堀、郭群、竪土塁など素晴らしく残ってます☆主郭と思われる場所は非常に小さくて戦う為だけに造られた砦の顔を持ちます☆

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