女渕城

女渕城の口コミ情報

2025年11月05日 マグロ常陸介祐平


伝説では、履中天皇(5世紀前半の天皇)の時代に公家の高野辺大将家成が、この地に流されたのが始まりとされ、3人の娘の説話(要約するにも話がながい)が伝わります。100名城の吉野ヶ里にはかないませんが、かなりの古さです。平安時代になると、元慶2年(878年)の元慶の乱(出羽で起きた蝦夷の反乱)で上野の兵600を従え参戦した、押領使南淵秋郷が居住したとされます。室町時代になると、観応の擾乱の際に足利直義が尊氏方の上杉憲顕とこの地で戦った(女渕の大合戦)と伝わります。

戦国期になると、永禄4年(1561年)上杉謙信が女渕城を占領し長尾景長(足利長尾氏で実父は由良成繁)に与え、家臣の新居長重(荒井図書允)が城代を務めますが、その後矢場城主横瀬繁勝(＝渡瀬繁詮???)の手に移り、娘婿の沼田景義(沼田城主沼田顕泰の子)を置きます。天正2年(1574年)再び謙信に攻略され越後勢が入ります。天正4年になると由良氏の属城となり、新居長重が城代に復帰しますが、天正10年には北条氏の支配するところとなり、北爪氏らが守ったようです。天正18年に北条氏が没落すると、女渕城も廃城となっています。メジャーなお城ではありませんが、来歴のエピソードは豊富です。

お城は北から、北曲輪・帯曲輪・本丸(写真1枚目)・二の丸・御霊曲輪(三の丸)・竜光寺曲輪が並び、北曲輪の西側には西曲輪という縄張りで、各曲輪は水濠より区切られています(写真2～4枚目)。コンクリートで固められていますが、本丸は浮島のような構造となっています。南淵秋郷が勧請し、荒井図書允が再興したとされる御霊神社が鎮座する御霊曲輪は、土塁や空堀など旧態をよくのこしており(写真5,6枚目)、竜光寺曲輪の南側は深い渓谷状の川を堀として利用するなど(写真7,8枚目)、自然地形も活用した造りになっています。

2023年02月12日 ᴿᴱᴰ副将軍


群馬では珍しい水濠の城郭🏯
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オススメ度　★★⭐︎⭐︎⭐︎
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築城年代は不詳。築城主も分かっていません。1561年に上杉謙信が攻略し、長尾景長の家臣である新居長重が城代となりました。その後、北条氏に属する矢場城の横瀬繁勝が女渕城を落として占拠。家臣の沼田景義が城代として入城しました。

1574年に、再び上杉謙信が攻め落として奪還しました。しかし、その後の上杉氏は関東の勢力が衰退。1576年には上杉氏から北条氏に転じた金山城主である由良国繁の属城となり、1582年ごろには完全にこの地を支配した北条氏の属城となりました。1590年に豊臣秀吉による小田原征伐により北条氏が滅びると女渕城は廃城となった様です。
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見所
沼沢地を利用した水城であり、現在も水路や溜め池となり名残りはあります。
しかし、埋め立てられ堀に面した城塁はコンクリートの擁壁となり大幅に改変されています。

2021年08月22日 見城


女淵城は、水堀に囲まれた本丸、北郭、南に二の丸、さらに南は御霊神社のある三の丸、西には本丸から水堀を橋でつなぎ西郭をもつ城郭です。

今は城址公園となっており、水堀の護岸は近代化されており、現在は釣りをする人や散歩する人で街に溶け込んでいます。

芝生広場は家族の憩いの丘になっており、周囲の水場は石畳と小川の流れを再現した品のある素敵な場所です。この広場は、往時縄張り図によれば、城郭南の大きな水池となっており、城を守る防御堤であったようです。

二の丸は、本丸を望む公園駐車場であり、女淵城の説明板が設置してあり、城郭情報が記されています。

県道前橋大間々桐生線の粕川町女淵西の信号を北に向かい、看板がすぐに見えるので、そこを右に曲がり到着します。

・城郭西から水堀の向こうの本丸
・三の丸東の桂川
・御霊神社（三の丸）
・南西の水池の堤（左手芝生広場）
・本丸　二の丸から
・北郭　西郭から水堀の向こう　
・本丸　北東からみる
・水堀　二の丸から西郭方向を望む

2020年08月19日 龍馬備中守【】


群馬県の前橋市にある女渕城♪
上杉氏vs 北条氏の最前線となった女渕城♪城郭は現在公園になっています♪

女渕城は真田昌幸の謀略により殺害された沼田景義の居城です♪赤城山南麓に築かれていて上杉氏と北条氏の間でたびたび争奪されます♪上杉謙信が死去した後は武田氏が武田氏が滅亡すると北条氏の勢力下に入るも豊臣秀吉の小田原征伐により北条氏が滅亡すると、女渕城も廃城♪

北郭、帯郭、本丸、二の丸、御霊郭、竜光寺郭と配置♪水を取込み水濠を形成します♪特に本丸周りの水濠は最大幅90mの幅広いものとなり寄せ手を警戒します♪