櫛形城
櫛形城([松岡城 周辺城郭])
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櫛形城の口コミ情報
2024年07月21日 国府左京大夫城介
見事な横堀が残る日立市の山城
【歴史】
築城年代は不明だが、鎌倉時代後期に宍戸五郎家時が築き、その子の知時(子に足利尊氏に従い、六波羅攻めをした朝里がおり、後に安芸に移り住んだ。毛利元就に従った宍戸隆家は子孫にあたる)と2代の居城であった。
その後、龍子山城(松岡城)の大塚氏を抑えるために、貞和4年佐竹氏の宿老である小野崎通胤がこの地に入り友部城を築く。その子の通春が山尾城に居城を移すと、山尾城の北を守る支城として運用されていたようである。
【遺構】
十王川の北側にある台地(標高84m/比高50m)に築かれた単郭の山城です。
主郭を囲うように横堀がほぼ一周(南側は道路が作られた際に壊されたと思われる)している。東側の横堀の中ほどに虎口があり、そこから麓へと降りれるような段差がある。また、東南付近(墓地の配後)は二重堀となっている。
主郭は東西にそれぞれ虎口があり、西側が直線的な坂虎口に、東側は折れを伴った虎口となっている。北東部付近は横矢が掛けられるように折れが施されている。
【感想】
小野崎氏の城ではありますが、やはり佐竹氏の城らしい横堀が印象的な城です。横堀はやや倒木があり歩きにくい部分はありますが、夏場にも関わらずあまり藪が少なく、普通に堀底を一周することができます。その代わり、蜘蛛の巣や虫は多いので、その対策は十分にしてください。一方、主郭は藪というか低木が多く、あまり見通しもよくなかったです。
また、土質が柔らかいので、雨が降った後などは滑りやすくなるかと思いますので注意してください。、
【アクセス】
常磐線十王駅から徒歩20分。
車の場合は、近くの十王スポーツ広場の駐車場に駐車可能。
【写真】
①二重堀
②横堀(東側)
③主郭の虎口(東側)
④城外への虎口
⑤⑥横堀(北側)
⑦横堀(西側)
⑧主郭の虎口(西側)