観音寺館

観音寺館([小坂城  周辺城郭])

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観音寺館の口コミ情報

2022年11月03日 昌幸太閤耳川の戦い


牛久市にある観音寺館跡。隣に建つ観音寺の歴史と関係があるようです。

観音寺は、鎌倉時代の嘉禄2年(1226年)創建とされていますが、誰が創建したのかは不明です。大泳5年(1525年)に土岐原治頼(後の常陸土岐氏)が本尊の十一面観音の再興を行いました 。これは治頼の統治する場所と、その西方の勢力の小田氏との境界線を提示する意味を持たせるためでした。

さらに天正5年(1577年)に土岐治英は土岐越前守と共に観音寺の修復工事を行いました。戦国の世で緊張が続いたこの地の信仰的な安心感を持たせる意味もあったと思われます。土岐原氏(常陸土岐氏)が治めていた時代の石塔も多数発見されており、館跡は土岐原氏(常陸土岐氏)関連のものと考えたいです。

遺構は堀で囲まれた中に二段の郭があります。そして寺の端に土塁があるとのことです。土塁は見逃しましたが(笑)寺と仕切られているので、未整備の激ヤブとなっています。心の眼で見てください(笑笑)

【写真の説明】
①〜⑤は館跡の堀
⑥仁王門。江戸時代に本堂が修繕され、その時に出た古材で建てられた。後ろのイチョウの木が見事!
⑦本堂
⑧集められた石塔。1500年代のもので、土岐原氏(常陸土岐氏)が治めた時代と合致する。

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