岡見城

岡見城([小坂城  周辺城郭])

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岡見城の口コミ情報

2020年10月11日 国府左京大夫城介


牛久周辺を治めた豪族・岡見氏の発祥の地

【歴史】
南北朝時代に小田治久の次男・邦知が岡見の地に封ぜられた際に、築城されたと考えられる。その後、岡見氏は牛久城を居城としたが、この岡見城も何らかの形で拡張は行われていた模様である。北条氏の滅亡と共に岡見氏も滅亡し、同時に廃城となったと思われる。

【遺構】
小野川に接する台地上に造られており、本殿・西殿・南殿という形で構成されている。
本殿には岡見城の石碑と岡見氏の供養塔がある。南北朝期の典型的な方形居館でおり、土塁に囲まれた主郭と、北側に二重の空堀がある。
西殿は、本殿から池を挟んで東側にあるが、私有地のため、遺構の確認はしていない。
南殿は、県道48号線を挟んで東側の台地上にあるが、工事によって、山肌が見えており、ここも遺構の確認はしていない。

【感想】
ほとんど整備が行われていないため、蜘蛛の巣が多く、倒木・倒竹がそのままとなっている。主郭内は完全に藪化しており、中に入ることは無理であった。しかし、主郭を囲む空堀や土塁は綺麗に残っている。
南殿は工事が行われており、貴重な遺構が破壊されてしまうのは残念である。

【アクセス】
牛久駅から「小坂団地」または「牛久浄苑」行きに乗り、岡見会館入口で下車し、徒歩10分。
バス停から国道408号を西に300mほど歩くと、民家の片隅に「岡見城入口」の石碑があるので、そこを曲がり、しばらく歩くと、ビニールハウスがあるあたりに畦道があり、そこが入口となる。
道は細いので、車を停めるスペースはありません。

【写真】
1:岡見城入口の石碑
2:岡見城入口
3:岡見城跡の石碑
4:本殿の空堀
5:本殿東側の土塁
6:南殿の遠景

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