荻原長者屋敷
荻原長者屋敷([笠間城 周辺城郭])
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※「ニッポン城めぐり」アプリでは、スタンプラリースポットとなっている3,000城それぞれの地図に、周辺城郭や史跡など、様々な関連スポットを自由に追加できます。
荻原長者屋敷の口コミ情報
2022年06月03日 昌幸近江守桔梗のしずく
城里(しろさと)町にある荻原長者屋敷。比高40mの台地上に築かれ、三方を沼湿地(現在は水田)に囲まれています。尾根続きの東側は堀で切っています。単郭構造で、砦と考える方が合っているかも知れません。東・北・西の3ヶ所に虎口が設けられ、その周辺は横矢が掛けられるようになっていて、防御面もしっかり考えられていることが分かります。なお西側の虎口が大手口とされます。
城の歴史は先人の口コミをご覧になってください。
城郭は徳蔵緑地広場となり、駐車場もあります。堀好きなめぐらー必見、折まくる常陸の城を是非周回してみてください。
【写真の説明】
①北西側の堀。
②南西側の堀。
③南側の堀。
④北東側の堀。
⑤大手口の横矢。
⑥大手口の横矢もう一枚。
⑦大手の横矢には明瞭な土塁が残る。
⑧尾根を遮断する堀切。
2022年03月24日 疲れた人
常陸では、数年ぶりぐらいに、明け方から一日中ずっと雪が降っていたので、雪の堀底を見たくて行って来ました。こんなに雪が積もった常陸の城はめったに見れないのではないかと思います。平時の写真と見比べてみてください😊
そして、雪があってもなくても、荻原長者屋敷はアクセス良好なオススメのお城です。
通年、公園として綺麗にお手入れがされていて、常陸の城らしい深い堀底を味わいながら周回し放題です。お城へのアクセスは自分の別の口コミを参考にしてください😊
2021年01月07日 疲れた人
荻原長者屋敷は、大峰武郷の居館跡とされています。大峰氏は後に荻原姓を名乗り、それが居館の名前の由来になっているようです。
この屋敷跡には、大峰氏の娘、徳蔵姫とこの地に布教に来た弘法大師との悲恋の伝説が残っていて、それについて案内板に書かれています。早い話が、徳蔵姫が弘法大師との叶わぬ恋に悲嘆し、井戸に身を投げるという話です。
と言って、それらしい井戸跡があるわけでもなく…現在見られるのは横矢をかけまくった戦国期の遺構です。ただ、発掘調査をした結果は、縄文時代の土器などが見つかっただけとのこと。伝説も残ることから、ある時期には、何かしら居館もあったんでしょうが、今見られる遺構から察するに、戦国期の砦として機能していたんじゃないかなと思われます。少し小高い台地上にあり、そばには川が流れ、辺りは水田ですが湿地帯…常陸ではお馴染みの守りが堅い場所にあります。
行き方です。
Googleマップは、ちょうど駐車場の位置でマークされているので、徳蔵緑地広場に設定してください。駐車場はかなり広いです。トイレはありますがドアがないので女性は使えないと思いますから、気をつけてください(梅の花が満開になると公園としても素晴らしいので、何とかドアを直してほしいんですが💦トイレを改装しろとまでは言わないので)。
駐車場から見える階段を登れば、すぐに幸せになれます。長者屋敷なんてユルい名前と裏腹に、手堅いつくりは、一目で討ち死に必至です。かつてあったはずのローラーコースターやアスレチック施設などはその面影もなく、もはや純粋に立派な城跡公園になっています。
登録距離の関係で、笠間城のリア攻めマップにつけましたが、車でのアクセスは、那珂西城方面からも近いです。登り下りの苦労をせずにいいモノが見られます。
ぜひ、ご覧いただきたい城(砦)です。