内宿館
内宿館([中居城 周辺城郭])
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内宿館の口コミ情報
2024年03月05日 マグロ常陸介祐平
武田氏による神明城と木崎城の中間にある城で、現在は2022年に火災で本堂が全焼した自性寺となっています。城主や年代など、城の詳細はよくわかっていないようですが、余呉さんのサイトで紹介されている、関ヶ原の戦い後にこの地に5000石で入部した仁賀保氏(元出羽の大名)によるものというのが説得力を感じます。
寺のある本丸は高いところで4~5mもある土塁で囲まれ、南に山門のある虎口(写真3枚目、枡形風)、東に土塁を崩したようにも見える虎口(写真5枚目、出た先に小さな平地がある)、西に現在は車道となっている坂虎口(写真1枚目)と三つの虎口が見られます。曲輪内にも低い土塁(写真4枚目)があり、少々変わった構造となっています。
また、西の坂虎口を下ったところにある二の丸には、本丸のものとはマッチしない土塁(写真6枚目)が見られます。
自性寺は、仁賀保氏の次の領主の皆川氏によるもので、二の丸北側にある墓地には開基の皆川広隆(広照の曾孫)の供養塔や幕末の動乱期に幕府に逆らい処刑された守山藩士七名の墓(勤王七士之墓、写真7枚目)があります。この墓地も曲輪のような雰囲気があり、入口には枡形のような低い土塁の痕跡(写真8枚目)が見られます。
Googleマップにも城の写真が投稿されていない無名なお城ですが、高い土塁など一見の価値ありです!