雨引山城

雨引山城([真壁城  周辺城郭])

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雨引山城の口コミ情報

2021年12月05日 国府左京大夫城介


雨引山の山頂に築かれた城

【歴史】
築城者、築城年代は不明。
ただし、「大和村史」によると、「天正年間の笠間氏と益子氏の戦いで益子氏支援に派遣された結城家臣で橋本城将の片見伊賀守晴信が雨引山に砦を築く」という記述があるとのこと。(参照:北緯36度付近の中世城郭)

【遺構】
真壁城から北に6.9kmに位置する雨引観音で有名な雨引山山頂(標高409m)の尾根沿いに築かれている。
東西に約170mほどの細長い郭と、その両端には堀切が施されている。また、郭の南北には腰曲輪が備えており、北側の腰曲輪には土塁・横堀・竪堀が残っている。

【感想】
このお城は最近発見されたばかりのお城らしく(余湖さんのサイト曰く)、まだ城郭として認定はされていないようです。雨引山は関東ふれいあいの道として、ハイキングコースとなっており、多くの人が訪れていますが、お城に興味がなければ、全くお城としては認識しないのでしょうね。
実際に訪れてみると、堀切に、腰曲輪ががっつりと分かる形で残っています。雨引観音から登ると、まず最初に堀切がお出迎えしてくれます。個人的には、北側の腰曲輪には竪堀や横堀、土塁といった防御機構があり、見所だと思います。横堀は、年月を経たためか、かなり浅くなっていますが、見る人が見れば、横堀だと分かると思います。
しかし、写真だと微妙なものばかり。肉眼だとちゃんとした遺構が分かるのだが…

歴史の項でも触れましたが、「大和村史」によると、橋本城(口コミ登録あり)の詰城として、益子氏が築城したとのことです。確かに、橋本城と雨引山城は同じ山域にありますが、益子氏の領地からだと南にありすぎて、孤立しそうな感じがします。
雨引山からだと、筑波山や真壁城が一望できる位置にあることから、真壁氏が築いたのではないでしょうか。城内の動きを監視できる場所が敵に抑えられるのを防ぐためにも、真壁氏がここに城を築くのは全くおかしな話ではないと思います。

【アクセス】
水戸線岩瀬駅から「筑波山口」行きにバスに乗り、「雨引観音」で下車し、徒歩で20、30分で山頂に着く。ただし、バスは土日祝日のみ「雨引観音」に停車するので、平日は要注意。

【写真】
1:堀切(東)
2:主郭
3:主郭からの景色(筑波山と真壁町)
4:堀切(西)
5:腰曲輪(北)
6:腰曲輪の土塁
7:腰曲輪の横堀
8:腰曲輪の竪堀

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